読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

「真珠湾のスパイ」吉川猛夫、「一国の命運を左右できるのはスパイだ」

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

「昭和史の天皇」音声アーカイブズ、証言を追加公開

 日本が対米開戦に踏み切った「真珠湾攻撃」から8日(米時間7日)、80年を迎えた。読売新聞社は、読売新聞オンラインの「 『昭和史の天皇』音声アーカイブズ 」で、真珠湾内に停泊していた米太平洋艦隊の情報を収集し、日本海軍にひそかに報告するスパイ活動に当たっていた吉川猛夫・ホノルル総領事館員の証言を公開した。1973年に収録した吉川のインタビューからは、「一国の命運を左右できるのはスパイだ」と 諜報(ちょうほう) の仕事に命をかけた男の姿が浮かび上がる。(肩書は当時、敬称略)

真珠湾の記念館では吉川猛夫のスパイ活動が展示されている(米国立公園局提供)
真珠湾の記念館では吉川猛夫のスパイ活動が展示されている(米国立公園局提供)

偽名の外交官、命がけで艦艇情報を収集

「森村正」の偽名が記された旅券交付書(外務省外交史料館所蔵)
「森村正」の偽名が記された旅券交付書(外務省外交史料館所蔵)

 吉川のインタビューや回想録によると、軍令部は40年5月頃に吉川にハワイ潜入を命じている。41年3月27日、吉川は「森村正」(偽名)という外務書記生としてホノルルに赴任し、総領事館員として8か月あまりの間、艦艇情報を収集するスパイ活動に当たった。日本にとって真珠湾の米艦艇や航空機の配備情報は、攻撃計画の成否を左右しかねないものだった。

 当時、ハワイの日系人は全人口の4割弱に当たる約15万人。吉川は当初、日系人の情報網を構築しようとしたが、実際に会って話を聞いてみると、生活や家族が大事という本音が伝わってきて断念。真珠湾を望むサトウキビ畑に隠れたり、視察旅行を繰り返したりして独力で確認し、艦艇が真珠湾に集結しているのは日曜日が多いこと、ハワイの気象が安定していることなどを暗号などで送った。

残り:466文字/全文:1377文字
読者会員限定記事です
新規登録ですぐ読む(読売新聞ご購読の方)
無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2576955 0 昭和史の天皇 2021/12/08 11:30:00 2021/12/08 11:59:09 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/20211202-OYT8I50008-T-e1638932345145.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)