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日本周辺、4枚のプレートせめぎ合う「地震の巣」…[東日本大震災10年 断面]

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 東日本大震災は、世界有数の地震大国・日本でも想像を絶するほどの巨大地震だった。地震の規模を示すマグニチュード(M)は9・0で、宮城県沖を中心に南北約500キロ・メートル、東西約200キロ・メートルの広大な範囲の海底がずれ動いた。これほど大規模な地殻変動を招いたのは、地球の表面を覆う十数枚の厚い岩板(プレート)のうち、日本周辺の海と陸に広がる2枚の動きだ。

 日本の観測史上最大の地震となった東日本大震災(M9・0)は、1900年以降に世界で発生した地震としても、1位のチリ地震(60年、M9・5)などに次ぐ4位の規模だった。

 この巨大地震は、海と陸のプレートがぶつかり合う境界部が震源となった。海側の「太平洋プレート」は、南米沖などに連なる海底山脈「東太平洋海嶺かいれい」で生まれ、地球内部で対流する高温の軟らかい岩石「マントル」の動きに伴って年8センチずつゆっくりと移動する。

 1億年以上かけて日本付近に至ると、陸側の「北米プレート」に阻まれ、深く沈み込む。こうしてできたのが日本海溝で、ぶつかり合うプレートにたまった「ひずみ」が限界を超えて起きたのが東日本大震災だ。

 日本周辺は、計4枚のプレートがせめぎ合う特異な「地震の巣」で、様々なタイプの地震が頻発する。特に、東日本大震災や南海トラフ地震のような「プレート境界の地震」は、規模が大きいことで知られる。

 海側のプレートは、古いほど冷えて重くなり、急勾配で沈み込む。日本海溝沿いの太平洋プレートは古いため傾斜が急で、北米プレートとは境界部で強固にくっついておらず、ひずみも少ないと考えられてきた。

 東北大の松沢暢教授(地震学)は「地震学者の間では、東北沖で『M9は起こりにくい』と言われていた。これがいつしか『M9は起こらない』という思い込みになった」と振り返る。

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1889805 0 企画・連載 2021/03/06 05:00:00 2021/03/08 14:04:09 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210308-OYT1I50045-T.jpg?type=thumbnail

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