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脱炭素・脱原発・環境破壊、議論の時迎える電力の未来…[教訓]<4>

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福島県内で広がるメガソーラーと風車(福島県南相馬市で、読売機から)
福島県内で広がるメガソーラーと風車(福島県南相馬市で、読売機から)

 「2040年頃には、県内エネルギー需要の100%以上を再生可能エネルギーで生み出す」。東京電力福島第一原発事故の1年後、福島県はそんな大胆な目標を掲げた。

 原発事故で使えなくなった田畑などで、太陽光発電が爆発的に増えた。19年度の発電容量は2110メガ・ワット。11年度の約32倍になり、目標とする再生エネの割合も、11年度の21・9%から34・7%に増加した。

 ただ、天候に左右される太陽光発電の危うさが露呈したのは今年1月だ。大雪で出力が落ち込んだのに需要は増え、需給バランスが全国で危険域に入った。

 原発事故で一時全村避難した同県葛尾村の新電力「葛尾創生電力」は、太陽光による電力の地産地消を目指す村の家庭と低価格で契約。出力が落ちる冬場は、電力市場での調達を想定していた。ところが厳冬で価格が高騰。1月15日には昨年度平均価格の約30倍に跳ね上がるなどし、「会社がつぶれかねない事態だった」(鈴木精一副社長)。

 震災後に原発の審査基準が厳しくなり、全国33基のうち9基しか再稼働に至っていないことの影響が大きい。司法の判断で稼働が止まるリスクもある。「民間企業とすれば、原子力などやりたくないのが本音」と打ち明ける電力会社の幹部さえいる。

 だが、逆風下の原発がいま、チェルノブイリ事故を経験した欧州で注目されている。脱石炭火力を掲げるオランダは半年前、原発増設の検討を表明。石炭火力の割合が大きいポーランドも原発建設を計画する。

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1895822 0 企画・連載 2021/03/09 05:00:00 2021/03/09 05:00:00 メガソーラーと風車(24日午前11時30分、福島県南相馬市で、本社機から)=若杉和希撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210308-OYT1I50084-T.jpg?type=thumbnail

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