「やっと帰って来られたよ」と遺影に報告、福島・大熊町で「準備宿泊」開始

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 東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域のうち、来春、避難指示が解除される予定の福島県大熊町の特定復興再生拠点区域(復興拠点)で3日、住民帰還へ向けた「準備宿泊」が始まった。同町の復興拠点はJR常磐線大野駅や役場旧庁舎のある中心部。事故前は町人口の半数にあたる約6000人が住んでいた。

 同原発は大熊町と双葉町にまたがる。大熊町は避難指示解除から5年後に居住人口約2600人の目標を掲げ、商業施設を整備するなどし、住民らの受け入れ態勢を整える。

準備宿泊のため自宅に戻った池田光秀さん。牛の世話のため、これまでは避難先から通っていた(3日午後、福島県大熊町で)=武藤要撮影
準備宿泊のため自宅に戻った池田光秀さん。牛の世話のため、これまでは避難先から通っていた(3日午後、福島県大熊町で)=武藤要撮影

 大熊町では3日までに15世帯31人が申し込んだ。同県広野町に避難した池田光秀さん(60)は牛の世話のために通い続けた大熊町の自宅にようやく泊まれた。2011年の東日本大震災以来、初めてだ。3日は13年に亡くなった父光雄さん(当時83歳)の命日で、「やっと帰って来られたよ」と遺影に報告した。

 復興拠点での準備宿泊は11月30日に始まった葛尾村に続き2例目で、来年1月に双葉町でも始まる予定。

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2568877 0 ニュース 2021/12/03 22:39:00 2021/12/03 22:39:00 自宅で牛の世話をして、準備宿泊に臨む池田光秀さん(3日午後2時57分、福島県大熊町で)=武藤要撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/20211203-OYT1I50137-T.jpg?type=thumbnail

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