車いすラグビー

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 「マーダーボール(殺人球技)」と呼ばれるほど迫力のプレーがだい味のエキサイティングなスポーツです。車いす同士が激しくぶつかりあうタックルが認められており、試合中は何度も衝撃音が会場に響きわたります。車いすごと選手が転倒することも珍しくなく、時には金属同士の摩擦で生じる火花が飛び散ることもあります。
 正当なタックルで相手を倒した場合、倒されたほうがファウルになります。激しいプレーで転倒やタイヤのパンクは当たり前。ベンチに待機しているスタッフが、すばやく駆けつけて選手を起こしたり、タイヤを交換したりする姿も見られます。

どんな競技?

日本代表エースの池崎大輔選手(5月19日、千葉ポートアリーナで)

 激しくぶつかり合う競技用車いすは、装甲車のような見た目をしていますが、機敏な動きを可能にするため、タイヤは八の字型に取り付けられています。小回りが利くようにコンパクトで丸みを帯びた形状が特徴です。タイヤには、タックルからの保護や引っかかる部分を減らす目的で、凹凸のないスポークカバーを装着しています。

車いすラグビー日本代表選手が車いす同士のタックルを実演した(5月2日、東京・銀座で)

 競技用車いすは「攻撃型」と「守備型」の2種類あります。試合では、障害の軽い選手がボールを奪い、攻撃型車いすを華麗に操作して得点をあげるシーンをよく目にします。しかし、その裏では、障害の重い選手が守備型車いすで相手守備陣を壁となって抑え、ゴールへの道を作る役割を担っています。守備では車いす前方から飛び出たバンパーを使って、相手を引っ掛けてブロックするなど巧みなテクニックも見られます。障害の軽い選手のプレーが目立ちますが、ゴールにこだわる献身的なチームプレーは必見です。

ルール

 タックルに代表されるラグビーに加え、バスケットボールやアイスホッケーなど、さまざまなスポーツを組み合わせたオリジナル競技です。ラグビーと違い前方へのパスが認められています。バレーボール(5号球)をもとに開発された専用球を使い、バスケットボールのコートを利用。4人対4人で対戦します。
 攻撃側はパスやドリブル、ひざの上に置くなどしてボールを運び、車いすの二つの車輪がエンドライン中央のパイロンで仕切られたゴールラインを越えれば1得点となります。

  1. 攻撃側はボールを持ってから12秒以内にセンターラインを越えなければなりません。
  2. 一度センターラインを越えてからは、センターラインの自陣側にボールを戻してはいけません。
  3. 攻撃側は40秒以内にゴールをしなければなりません。

 ゴールポスト(ゴールライン両脇にあるパイロン)に触れてはいけません。試合は1ピリオド8分間の4ピリオド制。勝敗が決まらない場合は前後半3分間の延長戦を行います。

10秒ルール

 ボールを持っている選手は、何度でも車いすをこいで進むことができますが、10秒以内に1回ドリブルをするか、味方にパスをしなければなりません。ドリブルをすれば、また10秒間車いすをこぐことができます。

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インタビュー

日本代表選手

激しく競り合う日本と英国の選手(5月20日、千葉市の千葉ポートアリーナで)

 2000年シドニー大会からパラリンピックの正式競技に採用され、日本代表も04年のアテネ大会から3大会連続で出場しています。12年ロンドン大会では過去最高の4位になりました。
 世界選手権は10年のカナダ大会で初の銅メダルに輝き、14年デンマーク大会でも4位と安定した強さを見せ、世界ランキングは4位に定着しています。リオデジャネイロ・パラリンピックでメダル獲得の期待も高まります。

参考文献

「かんたん!ウィルチェアーラグビーガイド」(公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会)

YOMIURI ONLINE 読売新聞

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【写真】東京本社編集局写真部、大阪本社編集局写真部、西部本社編集局写真部
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