ゴールボール

音と振動とでボールを“見る”音と振動とでボールを“見る”音と振動とでボールを“見る”音と振動とでボールを“見る”

ゴールボール

 2012年ロンドン・パラリンピックのゴールボール女子決勝は日本と中国が激突。日本が激戦を制し金メダルに輝いた。

どんな競技?

ロンドン・パラリンピックのゴールボール女子決勝で戦う安達阿記子、浦田理恵、小宮正江の各選手

 ゴールボールは、ゴーグルのようなアイシェード(目隠し)を着用した1チーム3名のプレーヤー同士が、鈴入りボールを転がすように投球し合って、味方のゴールを防御しながら相手ゴールにボールを入れることで得点を競うゲームです。

鈴の入ったボールを転がしてゴールを狙う。選手は目隠しをして聴覚のみでボールを体で止める。
コートラインの下にひもが通されており、手や足でラインを触って自分の位置を確認する。

 選手の障害の程度によって各チームの力に差がでないように、目にはアイパッチを貼ったうえに、アイシェードをかぶり、全選手がなにも見えないように統一します。また、試合中に審判の許可なくアイシェードにふれてはならないなど、なかなか厳しいルールがあります。
 投球するのも、ゴールを守るのも音や振動だけを頼りにプレーするため、高度な技術が要求されるスポーツです。

小宮正江選手の強烈な投球

 攻撃側の投球は、オリエンテーションエリア、ランディングエリアを合わせた「チームエリア」から行います。

投球も守備もチームエリアで行う。

 投球は、攻撃側のチームエリアとニュートラルエリアの両方の床に触れなければ反則になります。つまり、「投げる」ことは許されず、「転がす」ことが求められるのです。

身を投げ出してボールを防ぐ安達阿記子選手(左)と浦田理恵選手(ロンドン・パラリンピック準決勝のスウェーデン戦)

 守備側は、転がってくるボールの鈴の音、床の振動、相手選手の動く気配などを頼りに、ボールの来るコースを瞬時に判断し、全身を使ってボールを止めます。

 ボールの大きさはバスケットボールとほぼ同じですが、重さは1.25キロとほぼ2倍です。守備の際は、猛烈な勢いで転がってくる重いボールを体全体で受けるので、選手は青あざが絶えないといいます。見た目以上にハードなスポーツですね。

 ボールを止めたら、今度は攻撃側となり、相手にボールを転がします。 試合時間は12分ハーフ(前半12分・後半12分)で計24分。ハーフタイム3分です。同点で終了した場合は、延長戦を行い、どちらかが得点した時点で終了です。

日本チーム

ロンドン・パラリンピックのゴールボール女子で優勝し、ポーズをとる日本代表

 日本は、女子チームがとても強いのです。2004年のアテネ・パラリンピックでは日本女子は、初出場ながら銅メダルに輝きました。08年の北京大会では予選敗退したが、その雪辱を果たすように12年のロンドン大会では、悲願の金メダルを獲得しました。

 リオ大会にも女子チームが出場します。ぜひ応援してください!

参考文献

「かんたん!ゴールボールガイド」(公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会)

YOMIURI ONLINE 読売新聞

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