指示を出す香西宏昭選手(左)(2015年10月のアジア・オセアニア選手権3位決定戦の韓国戦で)

タイヤも焦げるスピード感、巧みなチェアワーク!

 ドリブルをする香西宏昭選手(左)(2015年10月のアジア・オセアニア選手権3位決定戦の韓国戦で)

 車いすバスケットボールは、選手が車いすに乗ってバスケットボールをプレイするスポーツです。
 一般的なバスケットボールさながらのスピードはもちろん、急なターンなど緩急をつけた巧みな車いす操作が見どころのひとつです。タイヤと床の摩擦によってゴムが焦げたり、パンクすることもしばしば。選手は障害の重さによって決められた持ち点があり、そのバランスと個性を生かし、互いを補完しあう究極のチームスポーツです。

どんな競技?

 コートの広さやリングの高さ、使用するボールなどは、一般のバスケットボールと同じです。1チーム5人で構成され、ゴールにボールを投げ入れて得点を競います。
 1試合では、10分間の「ピリオド」4回行います。

競技時間

 激しいプレーが展開されるため、タイヤがパンクすることもあり、 スタッフが待機し、選手のもとに駆けよって素早く交換するシーンもよく見られます。

相手のタックルを受ける宮島徹也選手(右)(2015年10月10日 千葉ポートアリーナで)

ルール

 主なルールは、ほとんど一般のバスケットボールと同じです。
 シュートを放った場所によってゴールポイントが 違います。
 スリーポイントラインより内側からのシュートは2点、外側の場合は3点です。フリースローによる得点は1点です(フリースローラインからのショットになります)
 また、攻撃側の選手が攻める側のフリースローライン内に3秒以上とどまれない、5秒以上ボールを持ち続けることができないなど、さまざまな時間制限ルールがあります。

相手陣内に攻め込む藤本怜央選手(5月5日 東京体育館で)

車いすバスケ特有のルール

 車いすバスケの特徴のひとつに、「クラス分け」があります。
 障害が重い順に持ち点が1.0~4.5まで定められています。試合中は5人の選手の持ち点が14点を超えてはいけないというルールがあります。こうして、チーム間の公平性を保っています。

 ファウルで特有なものは、ボールを持った状態で、3回こぐと反則(トラベリング)です。一般のバスケットボールでは一度ドリブルをやめてから再びドリブルをすると、ダブルドリブルのファウルになりますが、車いすをこぐ回数が2回以内でドリブルをすれば、何回でもドリブルができます。

 また、車いすが転倒すると、自力で起き上がらなければいけないというルールがあります。自力で起き上がれない場合には、審判の判断で中断し、チームスタッフが助けに行きます。

前へ出されたパスを追いかける鳥海連志選手(左)(2015年10月10日 千葉ポートアリーナで)

動画を再生すると音が出ます。

インタビュー

参考文献

「かんたん!車椅子バスケットボールガイド」(公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会)

YOMIURI ONLINE 読売新聞

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