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輪島塗 絶妙な色彩 駅長応接室に <石川>

 来春の北陸新幹線金沢開業を祝って、輪島市在住で日本芸術院会員の漆芸家三谷吾一さん(95)が、輪島塗の技法を用いた漆芸作品の「空・鳥・星」をJR西日本金沢支社に寄贈した。同支社はJR金沢駅の新幹線ホーム下にある駅長応接室に飾るという。

JR西日本金沢支社に寄贈された三谷さん(右)の作品(JR金沢駅の応接室で撮影)

 作品は縦85センチ、横121センチ。金粉やプラチナ箔(はく)、漆を重ねて微妙な色彩で鳥が飛ぶ姿などを表現した作品で、2009年の日展に出品された。JR社内報のインタビューを受けた際、三谷さんから寄贈を申し出たという。

 毎年の日展出品作の中でもお気に入りだといい、三谷さんは「鳥の羽ばたく様子が、(新幹線の開業に)合っていると選んだ。絵画と対等のことができる輪島の漆の素晴らしさを見てほしい」と話した。

三谷吾一さん(2013年撮影)

 駅長応接室で三谷さんと懇談した金沢支社の野中雅志支社長は、「まだ殺風景な状態。作品を飾って訪れた人の目を楽しませたい」と感謝した。

(2014/11/26 石川県版の記事より。年齢・肩書きは、新聞掲載日のものです)

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[協力] JR東日本・JR西日本(運転席動画提供)
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