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最大馬力の除雪車導入 集めて 吸って 落とす  <石川>

 JR西日本は、北陸新幹線で、新幹線では最大馬力の除雪車を導入する。かき集めた雪を吸い上げ、線路が通る高架の下に落とすタイプで、新幹線では初めてとなる。

 豪雪地帯を通る上越、東北両新幹線は、周辺の川から引いた水を線路にかけるなどして消雪するが、北陸新幹線では大量に取水できる川が少ないため、特に積雪量の多い上越妙高―富山間で強力な除雪車を導入することを決めた。

 全長14メートル、車高4メートル、車幅3メートルで重さは32トン。最高時速70キロ・メートルで、作業時は同5~45キロ・メートルで進む。新幹線では最大馬力となる800馬力を11両、600馬力を12両の合わせて23両を配備した。

 800馬力のものは、これまで最大だった東北新幹線用などの除雪車の1.3倍となる。両手を広げたような「かき寄せ翼」で雪を集めて吸い上げ、ノズルを使って線路両側のフェンスの外側の壁に向かって噴き出し、雪を落下させる仕組みだ。

 北陸新幹線では、高架橋上にある程度の量の雪をためるスペースを設けているが、積雪が多い時や豪雪地帯で除雪車が出動する。一部の豪雪地区には、スプリンクラーや高架橋を覆うシェルターも設けた。

JR西日本が導入する除雪車で行った実験風景=JR西日本提供

(2014/11/21 石川県版の記事より)

今回取り上げた新幹線写真の一部は、「よみうり報知写真館」で購入できます
[協力] JR東日本・JR西日本(運転席動画提供)
[編集] 東京本社・長野支局、新潟支局 北陸支社・富山支局、金沢支局 メディア局企画開発部
[デザイン] 東京本社メディア局企画開発部デザインチーム 株式会社ロフト  [イラストレーション] 荒木田美咲  [動画] 蓑輪潤、和多史朗
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