北陸新幹線「なるほど!」

車両~富山県内企業の技術も活用

 北陸新幹線の車両には、JR西日本が所有する「W7系」と、JR東日本が所有する「E7系」の2種類がある。WとEは「西」と「東」を英語表記した頭文字だ。両社が共同開発し、座席数(計934席)やデザイン、構造はいずれも同じだ。

 JR西はW7系を10編成・120両、JR東はE7系を17編成・204両をそれぞれ所有。車両側面に記されている「W725―102」などといった英文字・番号で、W7系とE7系のどちらかを見分けることができる。

 鮮やかな青に日本の伝統工芸を象徴する銅色のラインを施した車体デザインは、フェラーリなど高級外車を手掛けたことで知られる工業デザイナーの奥山清行さんが監修した。車内の座席やカーテンなどにも「和」を象徴する格子模様がちりばめられ、随所に北陸をイメージするデザインが採り入れられている。

 車両部品には、沿線の富山県内企業のものづくりの技術も生かされている。

 新幹線の「顔」といえる前部の「曲げガラス」は、砺波市太田のガラス加工会社「新光硝子工業」が製造した。流線を描く車体にぴったりと一体化したガラスは、同社の高い技術があって実現した。

 車輪を支えるベアリング(軸受け)の開発・製造を手がけたのは、富山市のベアリング製造大手「不二越」だ。最高速度260キロに達すると、車輪が毎分2000回の高速で回転するのを支え、振動を抑える役割を担っている。

富山駅に入線したW7系

(2015/02/25 富山県版の記事より)

今回取り上げた新幹線写真の一部は、「よみうり報知写真館」で購入できます
[協力] JR東日本・JR西日本(運転席動画提供)
[編集] 東京本社・長野支局、新潟支局 北陸支社・富山支局、金沢支局 メディア局企画開発部
[デザイン] 東京本社メディア局企画開発部デザインチーム 株式会社ロフト  [イラストレーション] 荒木田美咲  [動画] 蓑輪潤、和多史朗
YOMIURI ONLINE 読売プレミアム
Copyright (C) The Yomiuri Shimbun.