北陸新幹線「なるほど!」

保守体制~試験車両走行 10日に1回

 北陸新幹線の線路や施設は、JR西日本と東日本がそれぞれ管轄区域の保守・管理を行う。管轄区域の境界は、新潟県上越市の上越妙高駅から糸魚川駅寄り約1キロの地点にある。

 JR西日本によると、レール自体はかなり長持ちする。運行本数が北陸の2倍程度ある山陽新幹線では、寿命が40年程度と考えられ、北陸ではその2倍近く持つとみているという。車両のパンタグラフが接する架線「トロリ線」は約10年で取り換える。

W7系車両の検査が行われる白山総合車両所

 ただ、高速走行の安全を保つため、レールのゆがみや架線の摩耗などのチェックは頻繁に行う。JR東日本が所有する試験用車両「イースト・アイ」(6両編成)が、東京―金沢間を10日に1回程度往復し、走行しながらレールや架線などに異常がないかどうか検査する。

 車両の点検・整備は、車両基地で行われる。JR西日本は「白山総合車両所」(石川県白山市)、JR東日本は「長野新幹線車両センター」(長野市)と「東京新幹線車両センター」(東京都北区)が主に担当している。

 各車両は2日に1回、消耗部品の交換や目視などで異常がないかをチェックする「仕業検査」を行うほか、走行距離・日数に応じてパンタグラフやブレーキ、モーターなどを検査している。検査の節目となる走行距離は3万キロ、60万キロ、120万キロの三つだ。120万キロの際は、車両を解体して徹底的に検査・修繕を行う「全般検査」が行われる。

(2015/3/1 富山県版の記事より)

今回取り上げた新幹線写真の一部は、「よみうり報知写真館」で購入できます
[協力] JR東日本・JR西日本(運転席動画提供)
[編集] 東京本社・長野支局、新潟支局 北陸支社・富山支局、金沢支局 メディア局企画開発部
[デザイン] 東京本社メディア局企画開発部デザインチーム 株式会社ロフト  [イラストレーション] 荒木田美咲  [動画] 蓑輪潤、和多史朗
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