ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、侍ジャパン所属ラウンドの全日程や、次の試合をチェック。決勝でライバルとなる、米国、メキシコでの1次ラウンド・2次ラウンドの結果も確認できます。(2017年3月22日更新)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、侍ジャパンの戦いぶりや、オフの様子、大会ルールや他ラウンドの試合の詳細などのニュースをお届けします。毎日更新。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2017に日米から集結した侍ジャパンの選手紹介。2016シーズンの成績や、過去の日本代表での戦いぶりを紹介。
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01
松井 裕樹
21歳
- 楽天
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 1勝4敗30S(防)3.32
球団史上初となる2季連続30セーブを挙げ、クローザーとして不動の地位を得た。150キロの直球と鋭く落ちる縦のスライダー、打者の手元で落ちるチェンジアップが武器。初出場となるWBCでも、守護神としての役割が期待される。
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02
菅野 智之
27歳
- 巨人
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 9勝6敗(防)2.01
昨季は入団から4年連続の2桁勝利は逃したが、防御率、189奪三振と2部門のタイトルを獲得した巨人のエース。WBCでも先発陣の柱として期待されており、昨秋の強化試合には出場登録をしなかったがベンチに入った。
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03
秋吉 亮
27歳
- ヤクルト
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 3勝4敗19S(防)2.19
入団から3季連続で60試合以上に登板する右のサイドスロー。昨季はリーグ最多タイの70試合に登板した。昨秋の強化試合では、中継ぎと抑えで、2試合で計3回を2安打無失点と好投した。小久保監督に「投手陣の収穫」と評価された。
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1
則本 昂大
26歳
- 楽天
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 11勝11敗(防)2.91
昨季は入団から4年連続の2桁勝利を挙げ、自己最多の216奪三振で3年連続のタイトルを獲得。楽天では絶対的エースだが、15年秋のプレミア12で救援も経験した。昨秋の強化試合はシーズンでの疲労を考慮され、招集を見送られた。
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1
宮西 尚生
31歳
- 日本ハム
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 3勝1敗39H(防)1.52
入団から9年連続で50試合以上に登板する中継ぎ左腕。横手からコーナーに投げ分ける直球とスライダーを軸に、昨季は初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手。貴重な左のリリーバーとして、昨秋の強化試合で侍ジャパンに初選出された。
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6
藤浪 晋太郎
22歳
- 阪神
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 7勝11敗(防)3.25
4年目の昨季は7勝11敗とプロ入り後初めて2桁勝利を逃したが、昨秋の強化試合の投球が評価されて侍ジャパンに選出された。本人も代表入りを視野に入れ、キャンプ前の自主トレでWBC使用球を使うなど、憧れの舞台に立つ準備は十分だ。
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07
増井 浩俊
32歳
- 日本ハム
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 10勝3敗10S(防)2.44
昨季途中にそれまでのクローザーから先発に転向して大活躍し、10年ぶりの日本一に貢献した。150キロ超の直球とフォークが武器で、転向後は力感のないフォームで球のキレを増した。どの役割もこなせる貴重な右腕として期待される。
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08
石川 歩
28歳
- ロッテ
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 14勝5敗(防)2.16
昨年11月の強化試合でオランダ戦に先発し、4回6安打3失点で2四死球。「投げにくかった」という滑るボールに対応するため、年明けのハワイ自主トレからWBC球を使い始めた。昨季パの最優秀防御率に輝いた右腕は、第1先発としての活躍を誓う。
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09
岡田 俊哉
25歳
- 中日
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 3勝1敗13H(防)3.20
昨年11月の強化試合ではオランダ戦で白星を挙げるなど、WBC球に高い適応力を見せる。ワンポイントもロングリリーフもこなせる中継ぎ左腕は、「何でもするつもりなので、場面や状況にかかわらず使ってもらえればいい」とフル回転する。
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10
牧田 和久
32歳
- 西武
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 7勝1敗25H(防)1.60
前回WBCでクローザー、15年秋のプレミア12では中継ぎを務めた右のアンダースロー。プロ生活で先発、中継ぎ、抑えと全てのポジションを経験してきた柔軟さも魅力。昨季はリリーフのみで50試合に登板し、防御率1点台をマークした。
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11
千賀 滉大
24歳
- ソフトバンク
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 12勝3敗(防)2.61
切れのある直球と落差の大きなフォークを武器に昨季、先発として飛躍を遂げ、自己最多の12勝(3敗)を挙げた。本番では第2先発で起用されることになりそうな右腕は、「しっかりと自分の仕事ができるように準備したい」と気を引き締める。
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12
平野 佳寿
32歳
- オリックス
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 4勝4敗31S(防)1.92
昨季は抑えとして、7、8月を無失点で抑えきり、シーズンを31セーブ、防御率1点台と好成績で終えた。「世界一に少しでも貢献できるように頑張る」という右腕は、楽天・松井裕とともに、侍ジャパンの抑え候補として選出された。
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13
武田 翔太
23歳
- ソフトバンク
- :投手
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- 〈2016年成績〉
- 14勝8敗(防)2.95
昨季は2年連続2桁勝利となる14勝(8敗)をマークし、先発ローテーションの一角として活躍。2015年の国際大会「プレミア12」など、侍ジャパンでの実績もある右腕が、離脱した日本ハム・大谷に代わって日の丸を背負う。
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14
小林 誠司
27歳
- 巨人
- :捕手
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- 〈2016年成績〉
- (率).204(本)4(点)35(盗)2
出番に備えつつ、ブルペンで投手の球を受けたり、相手打者の分析をしたりと、様々な役回りをこなすことになりそうだ。オフはグアムで、前回大会の正捕手だった巨人の阿部と自主トレーニングに励んだ。「必死に食らいついていく」と意気込む。
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15
大野 奨太
30歳
- 日本ハム
- :捕手
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- 〈2016年成績〉
- (率).245(本)5(点)35(盗)1
昨季、日本ハムの正捕手として日本シリーズ制覇に導いた。チームメートで投手陣の柱となる増井、宮西の投球を熟知しているのは強みで、強肩も魅力。昨季は打率を前年から大きくアップさせるなど、課題の打撃力も向上している。
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16
炭谷 銀仁朗
29歳
- 西武
- :捕手
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- 〈2016年成績〉
- (率).218(本)1(点)22(盗)0
離脱した楽天・嶋に代わって急きょ招集された。2013年の前回WBCや、15年のプレミア12に出場するなど、豊富な国際経験が武器。開幕直前の代表入りに「日にちがないし、どうこう言っていられない。何かプラスになるようにしたい」と決意を見せる。
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17
田中 広輔
27歳
- 広島
- :内野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).265(本)13(点)39(盗)28
昨季は全143試合に出場し、1番打者として25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。クライマックスシリーズでは12打数10安打5四球の活躍でMVPに選ばれ、短期決戦に強みを見せる。
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18
松田 宣浩
33歳
- ソフトバンク
- :内野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).259(本)27(点)85(盗)6
侍ジャパンのムードメーカーで、正三塁手候補の一番手。2015年に35本塁打を放った長打力に加え、プレミア12でも2本塁打と国際舞台での強さも折り紙付きだ。三塁で4年連続ゴールデン・グラブ賞と守備力の高さにも定評がある。
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19
菊池 涼介
26歳
- 広島
- :内野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).315(本)13(点)56(盗)13
4年連続ゴールデン・グラブ賞を受賞し、「忍者」とも称される二塁守備は必見。深い打球にも軽々と追いつく守備範囲の広さは球界ナンバーワン。打撃でも昨季は最多安打のタイトルを獲得するなど、走攻守がそろう好選手だ。
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20
坂本 勇人
28歳
- 巨人
- :内野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).344(本)23(点)75(盗)13
日本代表の常連で、攻守の中心を担う。プロ10年目の昨季は、初の首位打者とゴールデン・グラブ賞を獲得するなど飛躍のシーズンとなった。チャンスにも強く、代表でもクリーンアップを任せられる打力を持つ。WBCは第3回に出場。
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21
中田 翔
27歳
- 日本ハム
- :内野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).250(本)25(点)110(盗)2
日本人離れしたパワーと勝負強い打撃が魅力の昨季のパ・リーグ打点王。小久保監督からの期待も大きく、筒香とともに4番の有力候補と目される。プレミア12では打率4割2分9厘、3本塁打、15打点と爆発した。WBCには第3回に出場した。
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22
山田 哲人
24歳
- ヤクルト
- :内野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).304(本)38(点)102(盗)30
走攻守全てを高いレベルで備えたスター選手。昨季は打率3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」を史上初めて2年連続で達成した。2015年の日本シリーズでは、3打席連続本塁打を放つなど大舞台にも強い。菊池との二塁手争いも注目。
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23
内川 聖一
34歳
- ソフトバンク
- :外野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).304(本)18(点)106(盗)3
セ・パ両リーグで首位打者に輝いた安打製造機。球界でも一、二を争うバットコントロールの巧みさに、通算164本塁打とパワーも兼ね備える。WBCは第2、3回にも出場。国際大会の経験が豊富で、チームリーダーとしても期待がかかる。
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24
青木 宣親
35歳
- アストロズ
- :外野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).283(本)4(点)28(盗)7
日本でシーズン200安打以上を2度達成し、米大リーグでも5年間で通算681安打を放っている左の好打者。WBCでは第1回、第2回大会の連覇メンバーで、第2回はレギュラーで打率3割2分4厘の好成績を残した。
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25
平田 良介
28歳
- 中日
- :外野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).248(本)14(点)73(盗)4
中日のキャプテンを務める俊足強打のスラッガー。昨季は肩の故障で強化試合への参加を見送ったが、状態が回復したことでメンバーに加わった。守備にも定評があり、「外野はどこでも守れるようにしていきたい」と準備に余念がない。
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26
筒香 嘉智
25歳
- DeNA
- :外野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).322(本)44(点)110(盗)0
昨季は本塁打、打点の2冠を獲得した左のスラッガー。飛び抜けたパワーに加え、どんなコースの球でも打ち返せる高い技術を誇る。プレミア12では大会途中から4番に昇格した。WBCでも中田とともに中軸コンビを組む。
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27
鈴木 誠也
22歳
- 広島
- :外野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).335(本)29(点)95(盗)16
リーグ優勝した広島でレギュラーに定着し、大きく飛躍した。豪快な打撃と強肩を武器に、ベストナインとゴールデン・グラブ賞をダブル受賞。2試合連続サヨナラアーチの活躍を緒方監督が評した「神ってる」は流行語大賞になった。
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28
秋山 翔吾
28歳
- 西武
- :外野手
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- 〈2016年成績〉
- (率).296(本)11(点)62(盗)18
抜群のバットコントロールで安打を量産し、2015年にはプロ野球記録となるシーズン216安打の金字塔を打ち立てた。侍ジャパンでは1番の有力候補とみられる。俊足を生かした中堅守備の範囲の広さと、強肩も相手にとっては脅威となる。
2006年、2009年と2度のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝を経験した侍ジャパン。これまでの決勝ラウンドでの戦いを振り返り、イチローの決勝打、川崎の走塁など、勝敗を分けたポイントをチェック。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2017を前に、主に読売新聞紙面に掲載した連載記事。侍ジャパンメンバーの大会に向けた準備の様子や思い、ライバル各国のポイントを紹介。