WBC 侍JAPAN 試合結果

WBC オランダ戦 侍JAPANが死闘を制す!

2次ラウンド 2017年3月12日(日) 日本 vs オランダ (19:00) 東京ドーム

10回から登板し、好投した牧田

先攻 後攻
日本 国旗8-6オランダ 国旗
日本 オランダ
チーム名1234567891011
日本014010000028
オランダ014000001006

延長11回タイブレイク

  • 牧田
  • ストイフベルヘン
  • J・スコープ・ソロ、中田・3ラン、バレンティン・2ラン

<速報解説>…8人救援で1失点、最後は「困ったときの牧田」

 9人もの投手を費やして、侍ジャパンがオランダとの死闘を制した。

 先発の石川が5点を失った以降、救援陣はわずか1失点。再三のピンチをしのぎにしのいだ。現役時代は「8時半の男」と呼ばれた巨人の名リリーバーで、引退後は巨人などで投手コーチを務めた宮田征典さんはかつて、「投げる投手が多ければ多いほど、調子が悪い投手が出る確率が高くなる。だから、小刻みな継投は危険なんだ」と話していた。それを思えば、8人の救援陣で1失点は上出来だ。

 4回から平野が登板したのは、石川が予定より早く3回で降板したためか。千賀が2イニング投げた以降、松井、秋吉、宮西、増井と小刻みにつないだのは、強打のオランダ打線相手に、ある程度、計算していただろう。

 驚いたのは、1点リードの9回に則本が出てきたことだ。侍ジャパンの抑えは当初、秋吉が最有力候補で、開幕後は「牧田」と小久保監督が明言していた。則本が同点打を浴びた結果から言うのではなく、みんながつないできたからこそ、こうしたしびれる試合だからこそ、9回は牧田で締めるべきではなかったか。

 則本はこの大会で、ジョーカー的な役割を期待されている。この場面では、守護神よりも、ジョーカーが優先される場面だったということだろうか。

 侍ジャパンには不動の4番・筒香がいる。絶対的エースの菅野がいる。守りの要の捕手には、小林が成長して正捕手の座をつかんで離さない。ここに加えて、がっちりとした守護神が1人いてもいい。

 それにしても、牧田はすごい。

 日本が10回表の好機を逃していやなムードで迎えた10回裏を、ひょうひょうとした投球で3者凡退に抑えてしまった。11回表のタイブレイクで日本が2点取ると、こちらも打者3人で締めて、試合を終わらせた。

 「困った時の牧田」

 キャッチフレーズに恥じない、牧田の29球だった。

(編集委員・三宅宏)

11回1死2、3塁、中田が2点適時打を放つ

延長11回、5時間の激闘制す…オランダに2点差で勝利

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド、日本代表「侍ジャパン」の第1戦となるオランダ戦は、タイブレイク方式の延長11回の末、日本が中田の決勝2点適時打で8-6とし、競り勝った。

 日本は1-1の同点で迎えた3回表、中田の3試合連続本塁打となる3ランなどで4点を勝ち越した。その裏、バレンティンの2ランなどで追いつかれたが、5回に小林の適時打で3度目の勝ち越し。菊池のファインプレーや、8回1死満塁のピンチをしのいだ増井など救援陣の踏ん張りで1点のリードを守ったが、9回裏に則本が四球と2安打で追いつかれた。

 6-6で延長戦に突入。10回1死満塁の好機は青木が併殺打に倒れ、いかせなかったが、無死1、2塁から攻撃を始めるタイブレイクとなった11回、鈴木の送りバントで1死2、3塁として、中田が左前2点適時打。これが決勝点となった。10回から登板した牧田が2回を完璧に抑えた。

 午後7時過ぎに始まった試合が終わったのは日付が変わる直前だった。日本の次戦は14日、キューバ戦。

8回2死満塁のピンチをしのぎ、雄たけびをあげる増井

WBC2013までの勝率

 データでは日本優勢で、結果もその通りになった。オランダ野球を支えているのは、カリブ海に浮かぶ中米・キュラソー出身の選手たち。野球が盛んで米大リーグ選手も多数輩出するベネズエラや、ドミニカ共和国、プエルトリコも近い。