W杯のグループリーグH組で日本と対戦する3か国も、それぞれ2試合を今回の活動期間に行い、コロンビアの充実ぶりが目立った。23日には、日本のハリルホジッチ監督も視察したフランスとのアウェー戦で2点差を逆転して勝利。ペケルマン監督は「我々がこんなに強いと思わず、相手は驚いたんじゃないか」と胸を張った。
ファルカオ(モナコ)、ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)を擁する攻撃陣は強力だ。激しいプレーで中盤での主導権を奪い、ロドリゲスのパスから同点ゴールを決めたファルカオは「フランスのような強豪相手にも、我々は劣勢を克服する力がある」。
一方で、世界ランキングでH組最高位の6位につけるポーランドは、ナイジェリアに無得点負けを喫したのに続き、韓国戦では最終的に競り勝ちはしたが2点リードを追いつかれ、課題を残した。守備的だった韓国を相手に、ヘディングで先制点を決めたレバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)の決定力はさすがだが、そのエースも「W杯まで修正すべきことが多くある」。2分けに終わったセネガルのシセ監督は「2試合ともけが人もなく、前向きな結果だ」と地元メディアに話し、様々な選手、布陣を試している段階とした。(ポーランド・ホジュフ 風間徹也)
◇H組の対戦相手の強化試合
ポーランド(6)
23日 ● 0-1 ナイジェリア(52)
27日 ○ 3-2 韓国(59)
コロンビア(13)
23日 ○ 3-2 フランス(9)
27日 △ 0-0 豪州(37)
セネガル(27)
23日 △ 1-1 ※ウズベキスタン(72)
27日 △ 0-0 ※ボスニア・ヘルツェゴビナ(41)
カッコ内は世界ランキング。日本は55位。
※印はロシアW杯不出場