1995.04.09
東京、大阪で無党派知事誕生

 統一地方選の投開票が行われ、東京都知事にタレントで放送作家の青島幸男氏、大阪府知事にタレントの横山ノック氏が、それぞれ主要政党の支援を受けた候補を破って当選しました。両氏とも参院議員を務めた経験があり、青島氏の場合、財政面で不安視されていた世界都市博覧会の中止を公約に掲げたことが奏功した側面もありますが、組織力のある既成政党を両氏が破った最大の原動力は、無党派層からの支持でした。

 既成政党離れの背景には、1993年に誕生し、高い支持率を誇った非自民・非共産の細川護熙連立内閣の崩壊による「失望」と、イデオロギーで対立してきたはずの自民、社会両党が新党さきがけとともに樹立した村山富市連立内閣に対する「違和感」がありました。95年夏の参院選で、自社さ連立政権は大敗を喫し、自民党からは「無党派層という怪物に負けた」という声が上がりました。

 この年を明確な境として、各種選挙で無党派層が“最大勢力”として意識される政治状況は、その後も変わっていません。