1999.02.16
日銀がゼロ金利

 日本銀行の速水優総裁が記者会見で、金融機関同士が無担保で貸し借りして翌日に返済する「無担保コール翌日物金利」を事実上の「ゼロ」に誘導する方針を表明しました。先進国で中央銀行が短期金利を「ゼロ」に誘導するのは、これが初めてでした。

 ゼロ金利になれば、企業が資金を借りて設備投資を進めようと考えたり、国民がローンを組んで住宅のような大きな買い物をしようとしたりすると考えられ、景気悪化に歯止めがかかることへの期待がありました。

 3月3日には、日銀が大量の資金供給を継続したことで、無担保コール翌日物金利が前日の平均金利より0.05%低い0.02%となり、仲介業者の手数料分を差し引くと、事実上のゼロ金利となりました。日銀は翌2000年8月にゼロ金利政策解除を決定しますが、01年には再びゼロ金利に復帰します。日本は長期にわたる超低金利時代に突入したのでした。