2000.03.31,07.08
三宅島噴火 赤茶色に変色した雄山山頂付近の火口跡。上は現噴火口。(東京都 伊豆諸島三宅島の雄山上空で2000年9月28日、本社ヘリから)
有珠山、三宅島で噴火

 北海道の有珠山(732メートル)で3月27日から火山性地震が頻発し、火山噴火予知連絡会は28日に「噴火の可能性」を発表しました。西側山ろく付近から噴火したのは31日。1977年以来23年ぶりの噴火に、周辺住民1万3000人以上が避難、近くの洞爺湖温泉街を中心に観光も打撃を受けました。5月22日の「終息の可能性」の発表後も、多くの人が避難生活を続けましたが、噴火予知の情報公開と関係機関の迅速な対応が評価された事例でした。

 一方、伊豆諸島の三宅島(東京都三宅村)では、6月26日に緊急火山情報が出されますが、住民2600人に対する避難勧告は29日に解除されます。ところが、7月8日に同島の雄山(813メートル)が噴火、その後も断続的に爆発し、火山予知連が「終息」から「大噴火」へと見通しを転換するなど、混乱が起きました。9月2日には、1986年の伊豆大島(東京都大島町)での噴火以来、国内2例目となる全島民に対する避難指示が出されました。三宅島の全島避難指示の解除は、2005年2月1日でした。