2000.04.02
小渕首相緊急入院

 小渕恵三首相が脳梗塞で緊急入院したのは4月2日未明です。その前日、連立政権の一角を占めていた自由党の小沢一郎党首との会談が決裂し、自由党の連立離脱が決まったばかりで、政局は混乱していました。そこで、青木幹雄官房長官、自民党の森喜朗幹事長、村上正邦参院議員会長、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長の5氏が2日夜に東京都内のホテルで協議し、後継の首相・党総裁に森氏を推すことで一致し、この時点で「森首相」が事実上、決定しました。

 小渕内閣は4月4日に総辞職、自民党は話し合いで森氏を後継総裁に選び、自民、公明、分裂した自由党の連立政権残留組で結成された保守党の3党連立による森内閣が、5日に発足します。

 「5人が密室で決めた」という批判をはねのけ、政権の正統性を示す必要もあったことから、森首相は6月2日に衆院を解散、25日投開票の総選挙で自民党は過半数割れしますが、与党3党で絶対安定多数を維持します。

 小渕氏は5月14日に死去しました。