2003.03.20
イラク戦争開始

 イラクのサダム・フセイン政権が、国連の求めた大量破壊兵器(WMD)に関する査察に非協力的だったことを理由に、米英軍は2003年3月20日、バグダッドの空爆を行い、イラク戦争が始まりました。

 米国のジョージ・W・ブッシュ大統領は、01年9月11日の米同時テロ以前から、米国に対する脅威には先制攻撃を排除しないとする新たな安全保障政策を打ち出していた経緯もありましたが、国連安全保障理事会の決議のない攻撃に対し、欧州諸国でも賛否は割れました。WMDは発見されず、ブッシュ政権が依拠したWMDに関する情報の誤りも明らかになりました。

 4月9日のバグダッド陥落後も、米軍は治安維持のためにイラク駐留を続け、11年12月14日にバラク・オバマ米大統領が戦争終結を宣言するまで8年9か月を要しました。米英軍の攻撃を支持した日本は04年から、イラクの復興支援のために陸上自衛隊と航空自衛隊を派遣し、09年2月15日の完全撤収までの間、一人の戦死者も出しませんでした。