2004.12.26
インドネシア・スマトラ島沖地震

 インドネシア・スマトラ島北端の西方沖で発生した巨大地震は、同国のほか、スリランカ、インド、タイ、マレーシア、モルディブなどインド洋沿岸国に最大高さ20メートルの津波をもたらしました。地震の規模は、米地質調査所がマグニチュード9.0、日本地震工学会に報告された異なる手法での解析では9.4としていますが、当初は8.5と低く分析されたため、その後の巨大津波を予測できなかったとの指摘もあります。

 タイのリゾート地プーケットで津波に遭遇するなどして死亡した日本人39人を含め、31万人以上が死亡・行方不明となった悲劇は、地震観測と津波警報のあり方を国際社会全体で見直す契機にもなりました。

 一方、国際緊急援助活動として、自衛隊がそれまでで最大の1000人規模で被災地に派遣されました。国際協力活動で陸海空3自衛隊の統合運用が行われた初の事例であるとともに、米軍だけでなくオーストラリア軍なども含めた多国間連携は、その後の自衛隊の国際貢献活動にとって貴重な経験となりました。