2005.04.25
JR福知山線で脱線事故

 午前9時20分、朝のラッシュ時のJR西日本福知山線の7両編成の快速電車が、塚口駅と尼崎駅の間のカーブで、この地点の制限速度70キロをはるかに超える約116キロで進入して脱線しました。1、2両目は線路脇のマンションに激突して大破し、事故による死者は運転士を含め107人、負傷者も560人を超え、JR発足後、最悪の鉄道事故となりました。マンションにめり込んだ車両からの救出作業は28日まで4日間を要し、マンション住民も引っ越しを余儀なくされました。

 2007年6月28日に発表された国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の最終報告書は、運転士が速度超過でカーブに進入した原因として、直前の伊丹駅で起こしたオーバーランをめぐる車掌と輸送指令員との無線交信に聞き入り、ミスした場合に受ける「日勤教育」という懲罰的な措置を懸念し、運転から注意がそれた可能性が高いとの見解を示しました。また、運転士に心理的圧迫を与えた措置をはじめ、JR西日本の企業体質に問題があるとも指摘しました。