2006.10.09
北朝鮮が核実験

 北朝鮮の朝鮮中央通信が「地下核実験を安全かつ成功裏に行った」と報じました。韓国政府も人工的な爆発に起因するとみられる地震波を確認しました。事前に核実験の準備とみられる動きがあったため、国際社会が抑制を求めている中での出来事でした。北朝鮮は7月に、核弾頭の運搬手段となる長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射実験も行っており、日本の安全保障にとっての脅威が高まりました。

 北朝鮮の発表を受け、国連安全保障理事会は14日、北朝鮮に対する初の制裁決議を全会一致で採択しました。強い拘束力を持つ国連憲章7章に基づくもので、大量破壊兵器関連物資の移転阻止に向けた船舶などの貨物検査や金融制裁など幅広い制裁措置が盛り込まれました。

 北朝鮮は1994年の米朝枠組み合意を守らず、2003年からの6か国協議でも核開発の放棄を約束せず、プルトニウム型に加え、濃縮ウラン型の核兵器開発も続けていたとみられています。NPT(核拡散防止条約)体制は大きく揺らぎました。