2008.09.15
米リーマン・ブラザーズが経営破綻

 米証券4位で、創業160年近い老舗のリーマン・ブラザーズが経営破綻し、戦後最悪の世界的な金融危機の引き金となりました。

 同社は、サブプライムローン問題(低所得者向けで審査の甘い米国の住宅金融が招いた不良債権問題)による巨額損失が表面化し、株価が急落しました。それでも市場では、官民で模索していた救済策がまとまるとの楽観論が支配的でした。ところが、米政府が公的資金を注入せず、「予想外」の破綻となった分、米国史上最大の負債総額6130億ドルの倒産は、金額以上の衝撃をもたらしました。金融収縮や株価暴落が世界に広がり、世界同時不況の様相を呈します。日本経済も自動車や電機など輸出企業の業績が悪化しました。

 米政府は10月に金融安定化法を成立させ、11月には日米欧の先進国と、中国、インドなどの新興国を含めた世界20か国・地域(G20)の首脳による初の金融サミットがワシントンで開かれ、対応策が話し合われましたが、「リーマン・ショック」の影響は長く尾を引きました。