2009.04.24
新型インフルエンザの人感染拡大

 動物のインフルエンザA型ウイルスの遺伝子が変異し、人間の間で流行する「新型インフルエンザ」への警戒が強まる中、世界保健機関(WHO)は4月24日、北米で豚インフルエンザの人への感染が発生し、メキシコ市周辺で約60人が死亡した疑いがあると発表しました。

 アジアを中心に鳥経由で新型インフルエンザが流行した経緯もあり、多くの国が鳥インフルエンザを警戒していたため、各国とも対応に苦慮しました。

 WHOは6月11日、警戒水準を世界的大流行(パンデミック)を意味する最高の「フェーズ6」に引き上げました。死者100万人とされる1968年の「香港風邪」以来41年ぶりのパンデミックで、2010年8月の終息宣言まで、世界で1万8000人超の命が失われました。米疾病対策センター(CDC)は、WHOへの報告数の15倍にあたる28万4400人が死亡したと推計しています。日本の死者は約200人でした。

 国境を越える感染症対策が、国際社会の喫緊の課題だという認識が高まりました。