2009.08.30
民主党が衆院選圧勝。政権交代

 具体的な政策論争ではなく、「政権交代ムード」が支配した衆院選で、民主党が300議席超の圧勝を遂げ、自民党は2度目の野党転落となりました。民主党は、社民党、国民新党と連立政権を組みました。

 自民党への強い不満は、前回衆院選で圧勝をもたらした小泉純一郎氏が党総裁の任期切れに伴い首相を辞め、その後、安倍晋三氏、福田康夫氏と、1年で政権を投げ出す首相が続いたことが大きな原因でした。麻生太郎首相がリーマン・ショックへの対応で任期満了ぎりぎりの解散となり、追い込まれた印象を与えたこともマイナスでした。民主党は、代表だった小沢一郎氏が不透明な政治資金の問題で検察に追及され、鳩山由紀夫元代表が再登板する混乱がありましたが、政権交代ムードがダメージを上回りました。

 民主党が選挙で掲げた、政策ごとの歳出額や工程を記したマニフェスト(政権公約)は、政権獲得後、財源の見通しがなく、整合性も十分に考慮されていなかったことが明らかになっていきます。