2012.12.26
戦後2人目のカムバック首相

 9月の自民党総裁選で安倍晋三・元首相は、党員投票では2位ながら、国会議員による決選投票で石破茂氏に逆転勝ちしました。当時は、民主党の野田佳彦首相が消費税率引き上げを柱とする税・社会保障の一体改革で自民党の協力を得るため、安倍氏の前任の谷垣禎一総裁に約束した「近いうちの解散」の時期が、政局の焦点でした。民主党では、一体改革をめぐる自民、公明両党との3党合意に反発した小沢一郎・元代表が新党を結成して分裂したため、選挙先送りを求める声が大勢でしたが、野田首相は11月の安倍氏との党首討論の場で、議員定数削減の実現を条件に衆院を解散すると表明します。

 12月16日投開票の衆院選で自民党は圧勝し、自公両党による第2次安倍連立内閣が26日に発足しました。歴代首相で、退陣後に別の内閣をはさんで政権の座に返り咲いた例は、戦後では吉田茂首相以来、安倍氏が2人目でした。

 ただ、自民党の得票数(比例選の計)は下野した2009年衆院選を下回っていました。