2013.07.21
国会の「ねじれ」解消

 衆院選で躍進した政党が参院選で敗れ、衆院選で低迷した政党が参院選で議席を伸ばすという、国政選挙の間での「スイング」の傾向は、衆参で多数派の異なる「ねじれ国会」が生まれる要因となっていました。

 しかし、民主党が野党に転落した前年の衆院選からわずか半年後の第23回参院選では、民主党に対する有権者の不信がまだ尾を引いていました。自民党は安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」の効果もあって景気に回復感が出てきたことが追い風となり、圧勝します。この結果、参院でも自民、公明両党が過半数の議席を確保し、「ねじれ」は解消され、自民党の「1強」と、野党の「多弱」ぶりが顕著になりました。

 安倍首相はこの時点で、次の参院選まで3年間、国政選挙が予定されない「黄金の3年」を手にしました。選挙を意識せず、不人気でも必要な政策を進めやすい貴重な時間とも言われましたが、14年末に衆院選を仕掛け、「黄金の3年」に自ら終止符を打つことになります。