読売新聞10大ニュース

国内
  • 1.阪神大震災
  • 2.地下鉄サリン事件
  • 3.野茂、大リーグで新人王
  • 4.沖縄米軍基地問題で紛糾
  • 5.2信組乱脈融資、山口元労相逮捕
  • 6.統一地方選で無党派旋風
  • 7.不良債権の影響で金融不安拡大
  • 8.絶えぬ“いじめ死”
  • 9.都市博中止、問われる公約
  • 10.景気低迷で空前の就職難
海外
  • 1.仏、核実験強行
  • 2.ラビン首相暗殺
  • 3.スー・チーさん6年ぶり解放
  • 4.盧泰愚・前韓国大統領を逮捕
  • 5.米連邦政府ビル爆破テロで168人死亡
  • 6.ボスニア包括和平合意
  • 7.ソウルで百貨店崩壊
  • 8.サハリンで大地震
  • 9.シンプソン被告に無罪評決
  • 10.全斗煥・元韓国大統領を逮捕

政治、経済、安全保障の分水嶺

 死者6434人を出した阪神・淡路大震災が年初に発生し、3月には、世界初の化学兵器テロとして記憶されることになるオウム真理教による地下鉄サリン事件が起きました。前年の朝鮮半島の核開発危機ともあいまって、有事対応に対する国民意識が高まるきっかけになり、それまでタブー視されていた安全保障や自衛隊の活用に関する議論が盛んになった分水嶺(れい)の年です。

 一方で、日本にある米軍基地の75%(面積)を抱える沖縄県で、米兵3人が日本人少女を暴行した事件をきっかけに県内で大規模な抗議行動が起き、日米地位協定の見直しが政治課題に浮上します。沖縄県民の負担軽減策や米軍基地のあり方についての関心が一気に高まり、日米間だけでなく、日本政府と沖縄県の間に深い亀裂が入るきっかけとなった年でもありました。

 政治は93年の衆院選以降続いた政局の混乱から、無党派層の拡大が顕著となり、春の統一地方選では東京都で青島幸男氏、大阪府で横山ノック氏と、相次いで「タレント知事」が誕生、夏の参院選でも自民、社会、新党さきがけの3党連立政権が大敗を喫しました。1ドル=79円75銭の激しい円高を記録したのもこの年で、政治、経済ともに、日本は厳しい局面に入っていきます。

 大リーグ・ドジャースの野茂英雄投手が、ナ・リーグの新人王に輝いたのは、明るいニュースでした。その活躍に刺激され、その後、多くのプロ野球選手が大リーグを目指すようになりました。