読売新聞10大ニュース

国内
  • 1.東海村で国内初の臨界事故
  • 2.神奈川県警などで警察官の不祥事相次ぐ
  • 3.脳死移植、初の実施
  • 4.ハイジャックされ機長死亡
  • 5.近所の主婦、幼女を殺害
  • 6.キャンプ中流され、13人死亡
  • 7.「地域振興券」を交付
  • 8.ダイエー、日本一
  • 9.中国産トキのヒナが誕生
  • 10.新東京都知事に石原慎太郎氏
海外
  • 1.トルコで大地震
  • 2.台湾で大地震
  • 3.NATO軍、ユーゴ空爆
  • 4.ユーロが始動
  • 5.東ティモール、独立へ
  • 6.世界人口、60億突破
  • 7.米高校で銃乱射
  • 8.「国境なき医師団」にノーベル平和賞
  • 9.米大統領に無罪評決
  • 10.印パがミサイル実験

ゼロ金利政策始まる。日本海には不審船

 この年の初めから、欧州連合(EU)の加盟国のうち、11か国が単一通貨「ユーロ」を導入しました。日本ではバブル崩壊と金融危機で長期化、深刻化した不況からの脱出に向けて、日本銀行が先進国の中央銀行としては初めて、短期金利を事実上のゼロに誘導する「ゼロ金利政策」に踏み込みます。

 小渕恵三政権は引き続き、大規模な財政出動で景気刺激を図っていましたが、大胆な金融緩和によっても企業の設備投資は思ったほど広がらず、公共投資による景気浮揚効果も限定的で、日本の政治・経済システムの「制度疲労」が改めて指摘されるようになりました。

 安全保障面では、日本海に不審船が現れ、海上保安庁の巡視船が威嚇射撃を行いました。その後、自衛隊に初めての海上警備行動が発令され、自衛艦が不審船に向けて警告射撃を行うなど、日本海の緊張が高まりました。

 ウラン廃棄物の保管管理などを手がける茨城県の民間会社JCOの東海事業所で、ずさんな作業によって日本初の臨界事故が起き、作業員2人が死亡、施設周辺の住民が一時退避した出来事は、国内外に大きな衝撃を与えました。

 国内初の脳死判定があり、大阪大学病院などで脳死臓器移植手術が行われたのも、この年です。