2011YOLPV数ランキング

  • 1.東日本で巨大地震、停電・火災・大津波被害拡大
  • 2.想定される14日の主な停電エリア…東電発表
  • 3.津波伴うM8級、1か月内にも再来…専門家
  • 4.福島第一原発4号機、超高濃度放射能が拡散
  • 5.金正日総書記が死去…北朝鮮メディアが報道
  • 6.14日から計画停電…鉄道本数減、断水の可能性
  • 7.日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測
  • 8.安全のはずが命がけ…怒る自衛隊・防衛省
  • 9.小沢元代表記者会見で読売記者へ激しい抗議
  • 10.「ふざけんなよ」フジTVスタッフ、首相会見で

読売新聞10大ニュース(3位まで)

国内
  • 1.東日本大震災、死者・不明者約2万人
  • 2.サッカー「なでしこジャパン」世界一
  • 3.福島第一原発事故で深刻な被害
海外
  • 1.タイで洪水被害、日系企業も大打撃
  • 2.ウサマ・ビンラーディン殺害
  • 3.チュニジアで長期独裁政権が崩壊、エジプト、リビアにも「アラブの春」

東日本大震災と人口減社会

 YOL年間トップ10で1位を含む7本を占めたのは、3月11日に発生した東日本大震災です。日本列島は1000年に1度の災害多発期に入ったとも言われ、その中で日本社会は「人口が継続して減少する始まりの年」(総務省)を迎えていました。人口減が先行して進んでいた東北で、大震災によって失われたコミュニティーを立て直す過程や課題は、65歳以上の高齢者が過半数を占める限界集落が1万を超えた日本全体が直面する厳しい現実を想起させました。

 政界では、東京電力福島第一原子力発電所の事故対応で批判を浴びた菅直人氏に代わり、民主党3人目の首相として野田佳彦氏が登板しました。反原発を掲げたデモが頻発し、日本のエネルギー政策のあり方をめぐって国論は二分されました。民主党政権の迷走や、野党・自民党の存在感の薄さから、統一地方選では既成政党不信で地域政党が台頭し、中でも橋下徹大阪府知事(後に大阪市長)は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)なども駆使し、国政に影響力を持つ勢力を確立しました。

 SNSは海外でも新たな政変の形をもたらしました。チュニジアの独裁政権崩壊に端を発し、中東各地に広がった民衆蜂起「アラブの春」です。ただ、それでも生活が向上せずに失望した若者がイスラム過激組織に走ったり、宗派対立を抑えてきた独裁政権の退場でテロ組織の勢力拡大の余地が広がったりするなど、民主主義の定着とは逆の動きにつながった側面もあります。