練習は1日10時間!~「eBASEBALL」のプロプレーヤーの生活とは?

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 ゲームソフト「実況パワフルプロ野球」(パワプロ)を使ったプロ野球のeスポーツリーグ「eBASEBALL プロリーグ 2019シーズン」。「もう一つのプロ野球」として発足したプロリーグは、徐々に人気を広げています。そんなプロリーグを戦う「プロプレーヤー」は、どんな練習や生活をしているのでしょう。読売ジャイアンツの主将で、「てぃーの」こと舘野弘樹選手に、練習やチーム愛、リーグの今後をたっぷり聞きました。(メディア局オンライン部・原啓一郎)

練習は1日2500球!プロプレーヤーの生活とは?

――専業プロプレーヤーの舘野選手ですが、どういう1日の過ごし方をされていますか? 試合のない日の1日を教えてください。

舘野選手の1日。ゲームに割く時間が膨大だ
舘野選手の1日。ゲームに割く時間が膨大だ

 舘野:オンラインでのチーム練習が午前1時から始まり、午前5時まで続きます。内容はチームメートとの対戦がほとんど。通話しながら対戦し、「あのプレーがよかった」「配球が偏っているよ」など、フィードバックを繰り返し、腕を磨きます。直接顔を合わせるのは試合の前日ですが、やることは変わりません。

 朝起きるのが10時半ごろ。食事などを済ませたら、午後はほぼゲームです。パワプロの個人練習か、他の選手の動画配信を見て研究するか、好きなアーティストのライブを見るかでしょうか。夕食の後は、チーム練習まで他のゲームをやって気分転換です。パワプロは好きですが、さすがにそれだけだと疲れてしまうので……。

 最近は「Apex Legends」というシューティングゲームに熱中しています。他のゲームをすると、不思議とパワプロの調子が上がりますよ。基本的にゲームしかしていませんね。

第1節で本塁打を放ち、チームメイトとグータッチで喜ぶ舘野選手
第1節で本塁打を放ち、チームメイトとグータッチで喜ぶ舘野選手

――個人練習はどういうことをやりますか?

 舘野:ひたすら打撃練習です。練習モードがあるので、それを3~4時間くらいは続けています。1日2500球くらい打ち続けていますね。打撃のタイミングが合っているか、狙ったところに打てているかを、延々と繰り返します。

 練習の時から全て強振で、ミート打ちは一切しません(※)。一応「ミート打ちのどこが打ちづらいのかな」という感覚をつかむために使うこともありますが、試合では全て強振です。ただ、e日本シリーズでミート打ちを解禁するかもしれません。

※強振とミート打ち=パワプロでは、「ミートカーソル」という楕円(だえん)形の枠を操作し、ボールの位置に合わせてタイミングよくボタンを押すことで、バッティングを行う。「強振」ではミートカーソルが小さくなるため、ボールに当てにくくなるが、きっちり当てるとほぼホームランになる。普通に打つと「ミート打ち」となる。

 個人練習では特に重視するのがタイミングです。次に対戦する選手の投球を研究し、試合に備えます。強振での打撃は、カーソルの位置や打撃のタイミングがほんの少しでもずれるとホームランにならず、フライやライナーに終わってしまうんですよ。打撃のタイミングやカーソルの操作方法は、体と頭に染み込んでいます。

――練習の成果もあり、ホームランを量産していますね。

第2節で平松選手から本塁打を放つ(c)Nippon Professional Baseball / (c)Konami Ditital Entertainment
第2節で平松選手から本塁打を放つ(c)Nippon Professional Baseball / (c)Konami Ditital Entertainment

 舘野:今シーズン一番練習したのは、第2節の横浜DeNAベイスターズ戦の直前です。レジェンドOB選手(※)の平松政次選手だけが持つ変化球「カミソリシュート」を攻略するために、徹底的に練習しました。基本的に、12球団のデフォルトの選手でしか試合をしないので、見たことも打ったこともない変化球です。さすがに猛練習ですね。

※レジェンドOB選手=パワプロでは現役選手に加え、王貞治選手や松井秀喜選手など、かつて日本球界に所属していた選手を操作することができる。今シーズンのeペナントレースでは、各対戦カードの3戦目で1人のみ起用できる。球速や走力などは現役当時のものを参考にしており、現役選手より高く設定されていることが多い。

 「巨人キラー」の特殊能力(※)もあり、大きなキレのある変化球を持つ平松選手を僕らにぶつけてくるのはわかっていたので、第1節が終わってからは、とにかく猛練習でした。1週間で1万球は打ちましたね。「打てねえよこんなの!」と泣きそうになりながら。

 試合ではその成果もあって、阿部慎之助選手とビヤヌエバ選手で、ホームランを2本打てました。「カミソリシュートを打ちに行く!」という精神で臨みましたので、練習の成果が出てよかったです。

 チームメイトが練習に付き合ってくれたおかげです。自分の練習時間を削って、「カミソリシュート多めで頼むよ」というリクエストに応えてくれて、ありがたかったです。

※特殊能力=パワプロでは一人ひとりの選手に、「チャンスで強い」「併殺を打ちやすい」などの能力が設定されている。平松選手の「巨人キラー」は、対戦相手のチームが巨人であれば、打者の強さを下げることができる。

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994377 0 eスポーツ 2020/01/10 16:00:00 2020/01/10 17:41:11 2020/01/10 17:41:11 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200108-OYT8I50011-T.jpg?type=thumbnail

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