身長1m70、55歳…「世界一有名な覆面レスラー」引退前の思いを語る

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地元での凱旋試合を前に、引退への思いを語る獣神サンダー・ライガーさん(広島市中区で)
地元での凱旋試合を前に、引退への思いを語る獣神サンダー・ライガーさん(広島市中区で)

 「世界一有名な覆面レスラー」として知られる広島市出身のプロレスラー、獣神サンダー・ライガーさん(55)が年明けに引退する。国内外で35年間にわたって活躍。8日に行われる地元広島での凱旋がいせん試合を前に、引退への思いなどを聞いた。(飯田拓)

 「とにかく楽しくて、大満足のレスラー人生だった」。身長1メートル70の小柄な体を地道に鍛え上げ、大きな相手にも果敢に立ち向かう姿は、多くのファンの心を打ってきた。

 草花や生き物の世話をするのが好きな男の子だった。プロレスと出会ったのは、小学6年の時。植物の本を探していた書店で、プロレス雑誌の表紙を飾るレスラーに目を奪われた。「こんなにマッチョな人が世の中にいるのか。なんて格好良いんだろう」。自分の細い腕と見比べ、たくましい男に憧れた。

 1984年、本名の「山田恵一」でデビュー。周囲に比べて体は小さかったものの、「コンプレックスに感じることもあったが、逆に目立つチャンスだと捉えた」。判官びいきの客からの声援を受け、喜怒哀楽を隠さないキャラクターも相まって人気を集めた。

 89年に永井豪さん作のアニメ作品「獣神ライガー」とのタイアップを打診されると、「メキシコの覆面レスラーへの憧れもあって、二つ返事でOKした」。覆面レスラーに生まれ変わった。

 師匠のアントニオ猪木さんに帯同するなどして、海外も飛び回った。気が付けば20か国前後を訪れ、「世界の獣神」と呼ばれるまでに。しかし年齢を重ね、「プロレスラーは強さの象徴じゃないといけない。そろそろけじめを付ける時期だと感じた」。今年3月、引退を表明した。

 7月にメキシコで試合を行った際には、1万人を超える観客が総立ちになり、入場曲に合わせた拍手で迎えてくれたという。

 今回が最後の地元興行となるが、感傷に浸るのは試合が終わってからだ。「もちろん寂しい思いはあるが、ライガーの生きざまを地元でも披露したい。プロレスは生きざまのぶつけ合い。いつも通りに全力で戦うので、いつも通りに応援してほしい」

 ライガーさんが出場する新日本プロレスの興行「WORLD TAG LEAGUE 2019」は8日午後4時から、広島市中区のグリーンアリーナで行われる。

無断転載禁止
938824 0 その他 2019/12/08 10:57:00 2019/12/08 10:57:00 2019/12/08 10:57:00 地元での試合を控え、インタビューに答える獣神サンダーライガーさん(27日午前10時40分、広島市中区で)=金沢修撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/12/20191208-OYT1I50021-T.jpg?type=thumbnail

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