躍動 ワンチーム…日本スポーツ賞 表彰式

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W杯で初のベスト8進出を決め、笑顔で抱き合うリーチ(左)と田中史
W杯で初のベスト8進出を決め、笑顔で抱き合うリーチ(左)と田中史

 17日に行われた第69回日本スポーツ賞と第4回日本パラスポーツ賞の表彰式では、日本スポーツ賞グランプリ(大賞)に輝いたラグビー・ワールドカップ(W杯)日本代表チームの代理を兼ねた日本ラグビー協会の森重隆会長、パラ陸上世界選手権の男子1500メートル(車いす)と400メートル(同)の優勝で日本パラスポーツ賞の大賞に選ばれた佐藤友祈ともき(グロップサンセリテWORLD―AC)らに、読売新聞グループ本社の山口寿一社長から賞状やトロフィーなどが手渡された。

■グランプリ ラグビーW杯日本代表チーム

■特別賞 陸上 鈴木雄介 32(富士通)

 バドミントン 桃田賢斗 25(NTT東日本)

■奨励賞 ゴルフ 渋野日向子 21

 陸上世界選手権の男子50キロ競歩で金メダルを獲得した鈴木雄介(富士通)や、バドミントン世界選手権で男子シングルス2連覇の桃田賢斗(NTT東日本)に各100万円、競技団体に各200万円が授与され、ゴルフ全英女子オープンで優勝した奨励賞の渋野日向子には50万円が贈られた。

 パラ競泳世界選手権で男子100メートル平泳ぎ(知的障害)の王者となった山口尚秀なおひで(四国ガス)、パラスキー世界選手権20キロクラシカル金メダルの川除かわよけ大輝(日大)、聴覚障害者テニス世界選手権優勝の喜多美結(関西大)の3人に優秀賞として各100万円、競技団体に各200万円が、パラバドミントン世界選手権女子シングルス(車いす)で金の里見紗李奈(NTT都市開発)に新人賞の50万円が贈られた。

 ラグビー日本代表

 ラグビー日本代表のメンバーは、すでに新たな戦いを始めている。表彰式では、主将を務めたリーチ(東芝)の「昨年はラグビーを通し、いろいろな方に感動を伝えることができた。トップリーグでも熱い試合をしてラグビー界を盛り上げたい」とのコメントが紹介され、会場は拍手に包まれた。

 12日のトップリーグ開幕節には、W杯で初の8強入りを果たした「桜の戦士」が多く出場した。6会場の計8試合に、昨季を約3万人も上回る9万2347人が詰めかけた。

 W杯をきっかけに火がついたラグビー人気を定着させ、さらに発展させられるか。SH田中史(キヤノン)は、ビデオメッセージで「W杯で目標を達成することができたが、まだ目指すものが上にある。これからも多くの方に応援し続けてもらえるよう、努力を重ねていく」と宣言した。(矢萩雅人)

「諦めない姿勢見て」…バドミントン・桃田

特別賞を受賞した桃田
特別賞を受賞した桃田

 「諦めない姿勢、当たり前のことを当たり前にやる、そうした振る舞いを見てもらえたらと思う。人として成長したい」。そんな理想を掲げる桃田だから、関係者に託した受賞コメントも自らを戒めるものだった。「これからも地道な努力を重ね、この賞に恥じない選手でありたいと思います」

 マレーシアで交通事故に巻き込まれ、15日に帰国。成田空港で飛行機を降りた直後は、やや足を引きずるように歩いていた。だが、カメラの放列が待つロビーに近付くと、スムーズな足取りになった。

 心配をかけたくないという気遣いと、アスリートの意地が透けて見えた。諦めない――。その姿をファンが見ている。復帰への道のりは多くの温かいまなざしに支えられている。(田中潤)

全英女子オープンを制した渋野
全英女子オープンを制した渋野

 ■渋野「本当にいい1年」 表彰式欠席の渋野はビデオメッセージで「大変、光栄に思います」と受賞を喜んだ。ツアー本格参戦1年目の昨季は国内4勝。全英女子オープンでは、日本勢で42年ぶりとなる海外メジャー制覇を果たした。大躍進の2019年を「本当にいい1年だった」と振り返り、国内外のファンを魅了した笑顔で「今年は東京五輪の選手に選ばれるように、(21年の)米ツアー出場権を得られるように頑張りたい」と決意を述べた。

トロフィーを手に笑顔を見せる川井梨紗子
トロフィーを手に笑顔を見せる川井梨紗子

 ■川井梨「練習するしかない」 前回に続き、優秀選手に名を連ねたレスリング女子57キロ級東京五輪代表の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)は「また(表彰式に)来られてうれしい」と感慨深げ。1年前は、全日本選手権決勝で伊調馨(ALSOK)に敗れた直後だった。進退まで考えたほどの、どん底からはい上がり、9月の世界選手権を制して五輪切符をつかんだ。「東京五輪は近づいてくる。練習するしかない」と早くも表情に緊張感を漂わせていた。

鈴木雄介
鈴木雄介

 ■鈴木「気を引き締める」 世界選手権の快挙に続き、東京五輪での活躍も期待される鈴木は、インフルエンザを発症して表彰式に参加できず、「本来は皆さまの前で賞を受け取りたかったのですが……」とコメントを寄せた。現在、2月の日本選手権20キロ(神戸)出場に向けて調整中。「しっかりと(五輪本番に)ピークを持ってこられるよう気を引き締めていきたい」とあらためて誓っていた。

見延和靖
見延和靖

 フェンシング男子エペの見延和靖「日本チームとしてかなり引き締まっており、五輪のメダルを見据えたトレーニングを積んでいる。自分がチームの軸になる存在になることが大切」

 <優秀選手>

■陸上

 鈴木雄介(富士通)

■水泳

 瀬戸大也(ANA)

■スキー

 小林陵侑(土屋ホーム)

■テニス

 大坂なおみ(日清食品)

■ボート

 冨田千愛(福井県スポーツ協会)

■ボクシング

 岡沢セオン(鹿児島県体協)

■バレーボール

 西田有志(ジェイテクト)

■体操

 森ひかる(金沢学院大ク)

■バスケットボール

 八村塁(ウィザーズ)

■スケート

 高木美帆(日体大助手)

■レスリング

 川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)

■重量挙げ

 山本俊樹(ALSOK)

■自転車

 新田祐大(日本競輪選手会)

■相撲

 谷岡倖志郎(近大)

■馬術

 戸本一真(日本中央競馬会)

■フェンシング

 見延和靖(ネクサス)

■バドミントン

 桃田賢斗(NTT東日本)

■弓道

 石川嵩(大分県弓道連盟)

■ライフル射撃

 平田しおり(明大)

■剣道

 国友錬太朗(福岡県警)

■近代五種

 朝長なつ美(警視庁)

■山岳・スポーツクライミング

 楢崎智亜(TEAM au)

■カヌー

 高久瞳(ハイエバー商事)

■アーチェリー

 杉本智美(ミキハウス)

■空手

 西村拳(チャンプ)

■銃剣道

 薗田泰之(陸上自衛隊)

■クレー射撃

 中山由起枝(日立建機)

■武術太極拳

 斎藤志保(岩手県武術太極拳連盟)

■トライアスロン

 高橋侑子(富士通)

■ゴルフ

 渋野日向子

■テコンドー

 山田美諭(城北信用金庫)

■サーフィン

 野中美波(ムラサキスポーツ)

■ローラースポーツ

 岡本碧優(MKグループ)

 <優秀団体>

■サッカー

 ユニバーシアード男子日本代表チーム

■ホッケー

 ソニーHC

■セーリング

 ベネッセセーリングチーム

■ハンドボール

 大体大女子ハンドボール部

■ソフトテニス

 高橋乃綾・半谷美咲(どんぐり北広島)ペア

■卓球

 早田ひな(日本生命)・伊藤美誠(スターツ)ペア

■軟式野球

 静岡ガス

■柔道

 世界選手権男女混合団体戦日本代表チーム

■ソフトボール

 男子日本代表チーム

■ラグビー

 ワールドカップ日本代表チーム

■なぎなた

 日本代表チーム男子

■ボウリング

 アジアスクール選手権男子日本代表チーム

■野球

 JFE東日本

■カーリング

 北海道コンサドーレ札幌カーリングチーム

■学生野球

 侍ジャパン大学代表

■アメリカンフットボール

 富士通フロンティアーズ

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1006063 0 その他 2020/01/18 05:00:00 2020/01/18 05:00:00 2020/01/18 05:00:00 ラグビーワールドカップ日本大会。グループリーグA組。日本28―21スコットランド。初のベスト8進出を決め、笑顔で抱き合う日本のリーチ(左)と田中。横浜国際総合競技場で。2019年10月13日撮影。同月25日読売中高生新聞掲載。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200117-OYT1I50101-T.jpg?type=thumbnail

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