「モナコGPのよう」、市街地駆けるカート12台…国内初の公道レース20日開催

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安全防護帯の設置方法を学ぶボランティアスタッフら(5日、島根県江津市で)
安全防護帯の設置方法を学ぶボランティアスタッフら(5日、島根県江津市で)

 島根県江津市中心部の公道を特設のコースに仕立て、カートで競い合うレース大会「A1市街地グランプリGOTSU2020」が20日、JR江津駅周辺で開かれる。市街地を舞台にした公道でのレースは国内初で、地元経済界が中心となって実現にこぎつけた。関係者らは「市街地で楽しめるレースを成功させ、地域おこしにつなげたい」と意気込んでいる。(浜畑知之)

 特設コースは、江津駅の北側にある複合施設「パレットごうつ」(江津町)前の市道をスタート地点として、反時計回りに県道、国道9号と進む全長778メートル。レース本番は、カート12台が計20周して順位を競う。

 国内では、過去に1台ずつ走ってタイムを競う形式で行われたことはあるが、複数台が規定周回を走って競う形でのレースの実施は初めてだという。競技車両には、イタリア製のレンタルカート「Birel N35」(排気量約200cc)を使用。最高時速は70キロにもなるといい、コースには安全防護帯(バリア)を設置し、万が一に備える。

 レース大会が実現に向けて動き出したのは2013年。実行委員会を構成する江津市内の若手経営者らが中心となって構想を打ち出したのが始まり。モーターレースによるまちおこしを手掛ける「A1市街地レースクラブ」(東京)の上口剛秀代表(52)と出会い、市民の賛同を得たり、道路の使用許可を取ったりと、連携して準備を進めてきた。

 当初は、会場周辺に市内の企業ブースを設ける構想も描いていた。実行委の今井久師委員長(56)は「企業間の引き合わせや技術のマッチングなどにつなげ、持続可能なまちづくりにつなげる狙いがあった」と説明する。ただ新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、イベントの規模を縮小。コースの距離も構想の半分以下にし、ドライバーの一般公募も見送った。観衆も地元住民ら約400人に限り、インターネットで中継される予定だ。

 それでも、上口代表は「新しいことに挑戦し、やり遂げる。決して大きな街ではない江津市で、未来にチャレンジすることに意味がある」と力説する。

 ボランティアも、今回は県西部在住者に限定した。当日は約200人が大会を支える予定で、今月上旬には研修会があり、安全防護帯の組み立て方や設置、撤去方法などを学んだ。

 江津市二宮町の男性(19)は「日常で使っている普通の道がコースになることが興味深い。(市街地をコースにしたF1の)モナコ・グランプリのようで楽しみ。成功させるためにも役割を果たしたい」と胸を躍らせる。

 20日は午前9時からコース設営がされ、正午にフリー走行を開始。15分後から決勝レースのスタート位置を決める予選があり、午後0時40分、決勝レースの火ぶたが切られる。

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1487591 0 その他 2020/09/18 18:24:00 2020/09/18 18:34:39 2020/09/18 18:34:39 安全防護帯の設置方法を学ぶボランティアスタッフら(江津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200918-OYT1I50026-T.jpg?type=thumbnail

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