メモ入力
-最大400文字まで
完了しました

ホンダは2日、自動車レースの最高峰であるF1シリーズから2021年限りで撤退すると発表した。自動車業界は自動運転や電動車開発など「100年に1度」とされる変革期にあり、こうした分野に経営資源を振り向けるため、撤退を決めた。
オンラインで記者会見した八郷隆弘社長は、50年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにする目標を公表。「電動化に経営、技術者のリソース(資源)を傾けようということで参戦の終了を決めた」と語った。再参戦については「考えていない」とした。
ホンダは1964年の初参加以来、参戦と撤退を繰り返してきた。リーマン・ショックの影響を受けて2008年限りで撤退し、15年に復帰していた。F1参戦は技術力やブランド力の向上につながる一方、年間で数百億円かかるとされるエンジンの開発費などが負担となっていた。