小川直也選手に勝ち五輪「金」、ダビド・ハハレイシビリさん死去…49歳
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【モスクワ=工藤武人】旧ソ連構成国ジョージアの柔道連盟などによると、1992年バルセロナ五輪柔道男子95キロ超級に旧ソ連合同チームの一員として出場し、優勝候補だった小川直也選手に決勝で勝って金メダルを獲得したダビド・ハハレイシビリさんが11日、病死した。49歳だった。心臓病を抱え、闘病していたという。

ハハレイシビリさんは、現在のジョージア出身で、91年の旧ソ連崩壊に伴う混乱が続いていた92年春に、日本の建設会社に招かれて来日し、稽古を積んだ。ロシア発祥の格闘技サンボでも世界王者になった。日本の総合格闘技のリングに登場したこともある。
ジョージアのオリンピック委員会がハハレイシビリさんの治療費を捻出するため、インターネットを使った「クラウドファンディング」で寄付を募ったという。
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