池江「出場種目全てで決勝に残ることが目標」…日本選手権4種目にエントリー
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競泳女子で、白血病から昨夏に競技復帰した池江璃花子(ルネサンス)が、東京五輪の代表選考会を兼ねた日本選手権(4月3~10日、東京アクアティクスセンター)で4種目にエントリーし、10日、公表された。日本選手権出場は3年ぶりとなる。池江は「出場種目全てで決勝に残ることが目標。どれだけ自信をつけられるかだと思うので、がむしゃらに練習したい」などとのコメントを出した。

4種目はいずれも日本記録を持つ50メートル、100メートルの自由形とバタフライ。非五輪種目50メートルバタフライを除き、決勝で派遣標準記録を突破し2位以内なら代表に内定。100メートル自由形は400メートルリレーの選考(最大4人)も兼ね、個人種目より遅い54秒42が目安のため、現時点ではリレー要員が最も代表入りに近いだろう。
50メートルバタフライ以外は予選、準決勝、決勝があり、全種目出場なら、8日間で最大11レース。復帰後、飛躍的に記録が伸びているが、体力の配分も求められる。
ただ、東京五輪出場への明確な意思は示しておらず、以前は「自分の体のことは、自分が一番よく分かる。五輪というより、戻って結果を出し始めていることを見てほしい」と話していた。あくまで目標は次の2024年パリ五輪のメダルという姿勢は崩していない。
◇池江のエントリー種目
決勝日程 | 種目 | 復帰後最速 | 今年度の日本ランキング | 派遣標準記録 |
4月4日 | 100メートルバタフライ | 59秒44 | 14位 | 57秒10 |
4月8日 | 100メートル自由形 | 55秒35 | 9位 | 53秒31※ |
4月10日 | 50メートルバタフライ | 25秒77 | 1位 | 非五輪種目で設定なし |
50メートル自由形 | 24秒91 | 2位 | 24秒46 | |
※400メートルリレーの目安は54秒42 |