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18歳で「100勝達成」の騎手、動物好きだったから競馬の世界へ

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 佐賀競馬(佐賀県鳥栖市)に所属する 飛田愛斗ひだまなと 騎手(18)が昨年10月のデビュー後、地方競馬で最速となる268日で通算100勝を達成した。最速記録が塗り替えられるのは19年ぶり。今後のさらなる活躍に周囲も期待する中、「本当の勝負はこれから」と先を見据える。(緒方慎二郎)

初騎乗したキュウシュウダンジ号と触れ合う飛田騎手
初騎乗したキュウシュウダンジ号と触れ合う飛田騎手

 佐賀競馬を運営する県競馬組合によると、飛田騎手の100勝達成は6月27日の第9レース。単勝5番人気のニンジンムスメ号に騎乗し、1着でゴールした。記録が残る1973年4月以降、地方競馬で最速の100勝達成は、これまでは吉原寛人騎手(金沢)が2002年1月に果たした275日だったが、この記録を7日間縮めた。

 飛田騎手は熊本県阿蘇市出身。佐賀競馬の調教師や 厩務きゅうむ 員らが利用する福岡県久留米市の居酒屋を営む親戚から、「やってみないか」と声をかけられ、興味がわいたという。それまで馬に触れる機会はなかったが、動物好きだったこともあり、意を決して中学卒業後にこの世界の門をたたいた。

 デビューは昨年10月3日のレースで、キュウシュウダンジ号に騎乗。それから半月後の同18日には初勝利を挙げ、その後も着々と勝ち星を重ねてきた。厳しい勝負の世界。「最初の頃はきつかった」と振り返るが、「勝ったときは『頑張って良かった』と思えて、やっぱりうれしい。一頭一頭に個性がある馬たちと向き合うのも楽しい」と屈託なく笑う。

 「まだまだ課題は多いが、持っているものはある」と語るのは、所属厩舎の 三小田幸人さんこだゆきと 調教師(59)。「これから経験を重ね、佐賀を代表する騎手に育ってほしい」と期待を寄せる。

 飛田騎手の今後の目標は「全国の人に知ってもらえるような騎手になること」という。「100勝できたのは、お世話になった周りの皆さんやファンのおかげ。また一からスタートする気持ちで、これからも頑張りたい」と意気込む。

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2183343 0 その他 2021/07/06 14:46:00 2021/07/06 14:46:00 2021/07/06 14:46:00 初騎乗したキュウシュウダンジ号と触れ合う飛田騎手 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210702-OYT1I50194-T.jpg?type=thumbnail

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