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スーパーフォーミュラ野尻智紀が医療従事者への「感謝」掲げ力走、「年間王者目指す」

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開幕から2連勝を決め、表彰台でVサインする野尻選手=M―TEC提供
開幕から2連勝を決め、表彰台でVサインする野尻選手=M―TEC提供

 国内の自動車レースの最高峰「スーパーフォーミュラ」(SF)で、ホンダ系の名門チーム「TEAM MUGEN」の野尻智紀選手(31)が開幕から2連勝を果たし、ドライバー部門のランキングでも首位を独走している。今季は車体に大きく「医療従事者の皆様 ありがとうございます!」というメッセージを掲げ、成績以外でも注目されている。

 野尻選手は4月、富士スピードウェイ(静岡県)での開幕戦で、予選を1位で通過。決勝ではスタート直後に2位に後退したが、中盤に抜き返し安定したレースを展開。追い上げを振り切ってトップチェッカーを受けた。第2戦・鈴鹿(三重県)では予選を2位で突破すると、決勝ではピットでのタイヤ交換のタイミングで逆転し、開幕2連勝を果たした。

 個人ランキングのポイントは優勝者に20点が与えられる仕組み。野尻選手は5月の第3戦で5位、6月の第4戦でも6位と、表彰台こそ逃したが着実にポイントを積み上げ、現在53点。2位に17ポイントの差をつけ、3戦を残して首位をキープしている。

 野尻選手は「チームスタッフのレベルも、自分の能力も高くなっている。残り3戦、一つ一つのレースで自分たちの力を出し切れば、年間チャンピオンという結果がついてくると思う」と意気込む。チームを率いる田中洋克監督も「SFで2連勝するのは本当にすごいこと。攻めのレースでチャンピオンを狙いたい」と力を込めた。

子ども用のカートに乗り始めた頃の野尻選手=本人提供
子ども用のカートに乗り始めた頃の野尻選手=本人提供

 野尻選手は、茨城県出身の31歳。幼少期、小児ぜんそくを克服するため、水泳や柔道に挑戦したが、長続きしなかった。5歳の頃、車好きの父親に連れて行かれた子ども向けのカートレース教室で運転の楽しさに目覚めたという。

 高校2年の冬には、休学してヨーロッパでのカートレースに参戦。ホンダのドライバー育成機関「鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ」を首席で卒業し、レースキャリアを重ねてきた。

 今季、野尻選手が乗るマシンは、真っ赤な車体に白い文字で「医療従事者の皆様 ありがとうございます!」「Thank you very much Medical Staff!」と日本語と英語のメッセージを掲げている。

年間チャンピオンへの意欲を語る野尻選手=秋元和夫撮影
年間チャンピオンへの意欲を語る野尻選手=秋元和夫撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で揺れた昨季。国内外の自動車レースも開催日程が大幅に変更され、無観客での開催が相次ぐなど大きな影響を受けた。

 田中監督は「レース関係者や感染防止に取り組んだ関係機関の方々、コロナ患者の治療に奔走された医療従事者の皆様のおかげで、どうにか年内に全てのレースを終えることができた。多くの人に感謝した一年だった」と振り返る。

 その思いを形に表そうと、チームの母体・M―TECのオーナー、本田博俊氏が「医療従事者への感謝の言葉をマシンに掲げて走ろう」と提案。車体のほかにレーシングスーツやスタッフユニホームにも入れることにした。野尻選手は今季開幕前、「レースで活躍し、感謝の言葉とともにメディアにたくさん露出しよう」と誓ったという。

 次戦第5戦は8月28、29日、栃木県茂木町のツインリンクもてぎで開催される。(読売新聞オンライン 長野浩一)

医療従事者への感謝の言葉を掲げたマシン=M―TEC提供
医療従事者への感謝の言葉を掲げたマシン=M―TEC提供

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