小林可夢偉がWEC代表を兼任…トヨタ・ガズーレーシング新体制

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 トヨタは6日、スポーツブランド「トヨタ・ガズーレーシング」(TGR)の2022年体制を発表した。世界耐久選手権(WEC)には、今季で引退する中嶋一貴選手に代わり、国内トップの若手、平川亮選手が初参戦する。中嶋選手はTGRヨーロッパの副会長に就任し、小林可夢偉選手はWECチームの代表を兼任する。

来季、世界耐久選手権(WEC)でチーム代表を兼任するTGRの小林可夢偉選手(2021年12月6日、東京都内で)=秋元和夫撮影
来季、世界耐久選手権(WEC)でチーム代表を兼任するTGRの小林可夢偉選手(2021年12月6日、東京都内で)=秋元和夫撮影

 WECでは、新規格のハイパーカークラスが導入された今季、トヨタ勢は2台が各3勝し、WEC史上初のシーズン全戦勝利を達成した。小林選手、マイク・コンウェイ選手(英)、ホセマリア・ロペス選手(アルゼンチン)組の7号車は2季連続でドライバーズタイトルに輝いた。7号車の3人は変えず、8号車を平川選手、ブレンドン・ハートレー選手(ニュージーランド)、セバスチャン・ブエミ選手(スイス)が担当する。

 小林・次期WEC代表は「(兼任は)想像もできないオファーで驚いたが、今後のチーム作りを託されたと思うので、しっかり頑張りたい。2023年シーズンからは、より多くの自動車メーカーがWECやルマン24時間耐久レースに参戦すると思うので、平川選手には経験を積んでもらいたい」と語った。平川選手は「世界に挑戦することは長年の夢だった。チームの一員として結果を残したい」と抱負を述べた。

 中嶋選手は2018~19年シーズンに年間王者、伝統のルマン24時間で2018年から3連覇を達成。今季はWECを中心に国内レースにも参戦していた。来季からはTGRの運営や、若手ドライバーの育成に携わる。「36歳の自分は、人生の半分をトヨタのドライバーとしてお世話になった。ステージは変わるが、モータースポーツを起点とした車づくりや、若手の育成に力を注ぎたい」と力を込めた。

 今季、世界ラリー選手権(WRC)で年間ランキング7位と健闘した勝田貴元選手もフル参戦2年目に挑む。勝田選手は「来季も4台目のヤリスをドライブできることをうれしく思う。今季はサファリラリーで2位に入ることができたので、より良い成績を残せるように頑張りたい」と語った。

 豊田章男社長は「この時期に来季の体制を発表するのもファン・サービスの一環。ファンを巻き込んでチーム一丸で戦っていきたい」と述べた。課題の環境対策については「水素エンジンのカローラでレースを戦うなど、新たな挑戦も始まっている。カーボンニュートラルの選択肢を増やしたい」と話した。会見後は屋外の特設コースでGRヤリスを自らドライブし、報道陣を沸かせた。

 TGRの国内モータースポーツの体制は次の通り。

◆全日本ラリー選手権(JN1クラス。「GR YARIS GR4 Rally」2台で参戦)
・勝田範彦、木村裕介
・眞貝知志、安藤裕一

◆SUPER GT(GT500クラス。「GRスープラGT500」6台で参戦)
・TGRチーム エネオス ルーキー
 大嶋和也、山下健太
・TGRチーム ウェッズスポーツ バンドウ
 国本雄資、阪口晴南
・TGRチーム エーユー トムス
 坪井翔、ジュリアーノ・アレジ
・TGRチーム キーパー トムス
 サッシャ・フェネストラズ、宮田莉朋
・TGRチーム ゼント セルモ
 立川祐路、石浦宏明
・TGRチーム サード
 関口雄飛、中山雄一

◆全日本スーパーフォーミュラ選手権
・コンドー レーシング
 山下健太、サッシャ・フェネストラズ
・ケーシーエムジー
 小林可夢偉、国本雄資
・ドコモ ビジネス ルーキー
 大嶋和也
・カーエネクス チーム インパル
 関口雄飛、平川亮
・クオ バンテリン チーム トムス
 ジュリアーノ・アレジ、宮田莉朋
・ピーエムユー セルモインギング
 坪井翔、阪口晴南

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