内村航平、引退決意の理由は「しんどすぎて先が見えない」…リオ以降は「一番濃い5年間」

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 現役引退を11日に発表した体操男子の内村航平(33)(ジョイカル)が14日、都内で記者会見を開いた。

引退記者会見に臨む内村航平選手(14日午前、東京都品川区で)=永井秀典撮影
引退記者会見に臨む内村航平選手(14日午前、東京都品川区で)=永井秀典撮影

 「特別な感情はない、『あー、引退するんだなぁ』というぐらい」と言い、スッキリした表情で話し始めた。

 続けて、「3歳から体操を始めて、16年間、ナショナル強化選手としてやってきた。人生の半分を日の丸を背負ったことは誇り。これからも自信を持って発言していける」と30年間の体操人生に胸を張った。

 引退を決意したのは、昨年10月に地元北九州市で行われた世界選手権前だと明かした。「練習していく中で、このままだと、しんどすぎて先が見えない」と理由を語った。鉄棒で6位だったが「下の世代にこれが体操、本物の着地と見せられた。それは良かった」と話した。

 3月12日に最後の舞台が用意されていて、全6種目を演じる予定。「全身、痛い体にムチを打ってやる。東京五輪の代表になるより厳しく、憂鬱になっている」と苦笑いを見せた。

 その後の質疑応答では、最もこだわってきたことを尋ねられると「着地です」とキッパリと語った。

 また、五輪については「自分を証明できる場所。世界選手権のチャンピオンになり続けても、本物のチャンピオンかと疑い続け、それを2度も証明できた」とした。さらにリオデジャネイロ五輪以降については、「練習が急に思うようにいかなくなった。結果も(理想と)ほど遠かった」などとしたが、「一番濃い5年間だった。体操に対する知識が増えて、今は世界中のどんな体操選手、コーチよりも自分がいちばん知っているという自負がある。そういう意味では、通らなければいけない道だった。いいところばっかり知りすぎていた。挫折とか、落ちたところからはい上がる力とかも知ることができた。栄光も挫折も経験できたのは、今後、体操でトップを目指す、金メダルを目指す人に伝えて行くことを考えると貴重な経験だった」と語った。

 内村は長崎県出身。19歳で出場した08年北京五輪で個人総合銀メダルを獲得し、12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪では個人総合連覇を果たすなど一時代を築いた。リオ五輪では団体総合優勝にも貢献した。世界選手権は、09~15年に個人総合6連覇。国内でも全日本選手権、NHK杯ともに10連覇で、国内外を合わせて個人総合40連勝の大記録を残した。

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2673108 0 その他 2022/01/14 10:27:00 2022/01/14 14:18:12 2022/01/14 14:18:12 現役引退の記者会見に臨む内村航平さん(14日午前10時10分、東京都品川区で)=永井秀典撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/01/20220114-OYT1I50034-T.jpg?type=thumbnail

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