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福岡市で5月に予定されている世界水泳選手権について、市は24日、国際水泳連盟(FINA)から延期の連絡を受けたと発表した。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大により、各国で予選会を開けないことが理由。大会は当初、2021年夏に計画されており、今回で2度目の延期となる。来年7月の開催を軸に調整が進んでいる。

市によると、FINAと1、2週間前から、延期の協議を続けてきた。FINAの21日の理事会で延期が決まったと、市に22日未明、メールで連絡が寄せられたという。
高島宗一郎市長は24日に記者会見し、「大変残念だが、やむを得ない。来年になれば海外からの観客も入れられるかもしれない」と述べた。市は仮設プールの設置工事などについて、継続するかどうか検討する。再延期に伴って新たに生じる経費に関しては「FINAに応分の費用負担を求めている」という。
大会は東京五輪の1年延期を受け、当初予定の21年夏から今年5月13~29日に変更されていた。博多区のマリンメッセ福岡A館など4か所で競泳、飛び込み、水球などが行われ、約190か国・地域から約2400人が参加する予定だった。