F1ホイールを独占供給、4年間で5千本…鋳物の町の製造会社「従業員一同誇りに」

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 自動車レース・F1世界選手権で使用するタイヤのホイールを今季から4年間、富山県高岡市に製造拠点を持つ「BBSジャパン」(東京)が独占供給する。“鋳物の町”で作られた「鍛造」ホイールが、時速300キロ超で争うモータースポーツ最高峰の舞台を足元から支える。(吉武幸一郎)

タイヤが装着されたBBSジャパンのホイール(同社提供)
タイヤが装着されたBBSジャパンのホイール(同社提供)

 「鋳物の町の文化や技術に支えられてここまで来た。従業員一同、やりがいや誇りを感じる」。同社の竹内洋一管理本部長(62)は、全てのF1レーシングカーが高岡産のBBS製ホイールをはいて戦う姿に喜びを隠しきれない。

 高岡の金属加工の歴史は古く、江戸時代に加賀藩2代藩主・前田利長が鋳物師を招いたことに始まる。現在も市の主力産業で、金属製品の出荷額は年間約760億円(2019年)に上る。

 同社はアルミ製ビーム(糸巻き)の製造会社が前身。地域に根付く金属加工の技術を生かし、1971年の創業以来、「鍛造」にこだわってきた。「鍛造は金属をたたいて圧力を加え、強度を高める技術。日本刀にも使われ、非常に硬くて軽い」(竹内管理本部長)。

 83年、その技術に目を付けたドイツの自動車部品メーカー「BBS」と提携。元々ホイール製造のノウハウはなかったが、92年からF1に携わるようになり、2000年代にはミヒャエル・シューマッハー(独)が5連覇したフェラーリの全盛期を支えた。

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