壮絶に打ち合った村田諒太、ゴロフキンにTKO負け…ミドル級世界王座統一ならず

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 世界ボクシング協会(WBA)ミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)は9日、国際ボクシング連盟(IBF)ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とさいたまスーパーアリーナで2団体王座の統一タイトルマッチを行い、9回TKOで敗れた。世界的強豪がひしめくミドル級で歴代最強王者の1人と評価されるゴロフキンと壮絶な打ち合いを展開したが、日本人ボクサーで初のミドル級王座統一には届かなかった。

スーパー王者の京口紘人、TKO勝ちで4度目防衛…WBAライトフライ級
9回、ゴロフキン(右)にTKOで敗れた村田(9日)=守谷遼平撮影
9回、ゴロフキン(右)にTKOで敗れた村田(9日)=守谷遼平撮影

 村田は1回、勇敢に攻めた。試合前に「自分から距離を詰めに行く」と宣言していた通りの攻撃的なボクシング。得意の右ストレートを何発かヒットし、相手にたびたびロープを背負わせた。2回はボディー打ちでゴロフキンの動きを止めた。

 3回は開始からゴロフキンが連打で反撃してきたが、村田は左右のボディー攻撃で盛り返した。この回終盤は連打で相手をふらつかせて見せ場を作った。

 しかし、歴戦のゴロフキンに5回からペースを奪い返された。ガードの隙間からジャブやフックをねじ込まれ、反撃の右ストレートもかわされた。7回からロープを背負って連打を浴びる場面が増えた。フィニッシュは9回。反撃の連打をしのがれ、右の強打を浴びてダウンを喫すると、村田陣営がタオルを投入した。

2回、ゴロフキン(左)を攻める村田(9日)=守谷遼平撮影
2回、ゴロフキン(左)を攻める村田(9日)=守谷遼平撮影

 2012年ロンドン五輪でミドル級の金メダルに輝き、プロでもチャンピオンベルトを巻いた村田は、日本人ボクサーで初の「五輪金メダリストの世界王者」だ。3団体の世界タイトル統一や19度連続の王座防衛など輝かしい実績を誇るゴロフキンとの対決は、両者のファイトマネー合計額が20億円を超えると推定され、日本ボクシング史に残るビッグマッチとなった。コロナ禍の影響で、当初の開催予定が3か月半延期された末に実現した。

 敗れた36歳の村田はWBA王座の2度目(通算3度目)の防衛に失敗した。プロ戦績は16勝(13KO)3敗となった。

 40歳のゴロフキンはIBF王座の2度目の防衛に成功し、ミドル級王座の通算防衛数は22度となった。戦績は42勝(37KO)1敗1分け。

中谷が2度目の防衛に成功…WBOフライ級

 ミドル級の2団体王座統一タイトルマッチは、ダブル世界戦イベントの一角だった。先に行われた世界ボクシング機構(WBO)フライ級の日本人対決では、王者の中谷潤人(M・T)が8回TKOで同級2位の山内涼太(角海老宝石)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。

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