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ゴルフ・大東建託いい部屋ネットレディース第1日(22日・北海道滝のCC=6578ヤード、パー72)――渡辺彩香が8バーディー、ノーボギーの8アンダーで首位に立った。1打差の2位は
「上野さんみたいな存在になりたい」

小学生時代にソフトボールに打ち込んだ渋野は、以前から「一番好きなのは上野(由岐子)さん」と日本代表のエースへの憧れを公言してきた。今大会の前日から東京五輪のソフトボールが始まり、日本の戦いぶりや上野の投球に強い刺激を受けている。
3月以来の国内ツアー出場となった前戦は、パットの距離感が合わずに予選落ち。この日も10番スタートの序盤は、「バーディーチャンスからオーバーする先週のパット」が頭をよぎったというが、13番で5メートルを沈めてから「リズムが良くなった」。
5番で2打目をミスしてボギーをたたいても、6番で2メートルを入れてすぐに取り返す。渋野らしさが、だいぶ戻ってきた。3バーディー、1ボギー。「今日みたいな安定したゴルフができれば、予選カットのあたりで戦うことは少なくなる」と手応えを感じていた。
「(ソフトボールの)昨日の勝利があって、今日は頑張れた。上野さんは(北京五輪の)金メダルから13年たっても日本のエース。競技は違うけど、私も上野さんみたいな存在になりたい」。自身の五輪出場はならなかったが、憧れの人に近づくために、立ち止まってはいられない。(小石川弘幸)