甲子園「21世紀枠」の歴史と戦績…すっかり定着したけれど

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

センバツ組み合わせ表

 夏の甲子園にはなくて、春にはある。それが「21世紀枠」だ。第94回選抜高校野球大会では只見(福島)、 丹生(にゅう) (福井)、大分舞鶴(大分)の3校が選ばれ、躍進を狙っている。(読売新聞オンライン)

明豊が17年以来の初戦突破 12安打7得点、樹徳破る
2001年の第73回選抜高校野球大会でベスト4に進出、喜ぶ宜野座ナイン
2001年の第73回選抜高校野球大会でベスト4に進出、喜ぶ宜野座ナイン

前回は4校、今年は3校

 21世紀枠は、その名の通り、2001年に採用された。困難な練習環境を克服したり、地域貢献活動に取り組んだりと、特色ある部活動を行っている学校が対象とされ、原則として秋季都道府県大会で16強以上(加盟129校以上の地方大会は32強以上)に入ったチームから選ばれる。主に野球の戦績と実力を基に、北海道から九州まで全国8地区に振り分けられた出場枠の中に入るとされて選出されたチームとは、色合いが異なる出場校だ。

 なお、1年前に行われた第93回大会は、新型コロナウイルスの影響で20年秋の明治神宮大会が中止されて優勝校地区の出場枠が1増となる神宮枠がなかったため、21世紀枠で4校が選ばれた。

およそ1勝3敗ペース

センバツ出場決定を喜ぶ21世紀枠の3校。(上から、初戦出場順)大分舞鶴、只見、丹生
センバツ出場決定を喜ぶ21世紀枠の3校。(上から、初戦出場順)大分舞鶴、只見、丹生

 さて、21世紀枠の出場校は、第93回大会までに、どんな戦績を残してきたのか。

これまでにセンバツで戦った21世紀枠のチームは、コロナ感染拡大で大会中止の2020年を除くと計55校に上る。最高成績は2001年の宜野座(沖縄)と09年の利府(宮城)で、いずれもベスト4まで勝ち進んだ。1大会で2勝以上を挙げたのは、この両チームだけだ。

 55校の戦績をまとめたところ、「18勝55敗」となった。勝率にすると「2割4分7厘」で、およそ1勝3敗ペースといえる。

 勝敗と勝率は、21世紀枠同士の対戦を「1勝1敗・2試合相当」と扱って算出した。21世紀枠対決は、13年の遠軽(北海道)―いわき海星(福島)、16年の釜石(岩手)―小豆島(香川)、21年の具志川商(沖縄)―八戸西(青森)と、これまでに3度実現している。

 2010年、21世紀枠の向陽(和歌山)に1点差で初戦敗退した開星(島根)の監督が「21世紀枠に負けたのは末代までの恥」などと発言して批判を浴び、後に辞任したことがあった。向陽は次戦で敗退したものの、準優勝した日大三(東京)と2点差で競り合った。

 ちなみに21世紀枠のチームはほぼ例外なく公立校で、私立校は2013年の土佐(高知)のみ。21世紀枠で春に甲子園の土を踏んだ後、夏の地方大会を勝ち抜いて春夏連続出場を果たしたチームもある。01年の宜野座と10年の山形中央(山形)の2校だ。

21世紀枠3校 今大会の初戦予定

大分舞鶴  第1日第1試合 VS浦和学院(埼玉)

只見  第4日第3試合 VS大垣日大(岐阜)

丹生  第5日第3試合 VS広島商(広島)

高校野球の最新ニュースはこちら
大分県の高校野球ニュース

◆各都道府県の高校野球の情報はこちら

スクラップは会員限定です

使い方
「スポーツ」の最新記事一覧
2843588 0 春の甲子園 2022 2022/03/17 17:00:00 2022/03/18 12:58:38 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/03/20220316-OYT1I50141-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)