近江の2番手・星野世那、先発エースを「なんとしても助けたい」思い実らず

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写真で観るセンバツ2022【全試合の写真特集】

 甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われた選抜高校野球大会第11日の31日、近江(滋賀)は決勝で、大阪桐蔭(大阪)の猛打を止められず、初優勝はならなかった。準決勝まで4試合連続完投で臨んだ山田陽翔投手(3年)が打ち込まれ、打線もわずか4安打と振るわなかったが、滋賀県勢として初の決勝進出という快挙を成し遂げたナインの奮闘に、球場全体から盛大な拍手が送られた。

大阪桐蔭、序盤3失点するが焦らず…7回一気に畳みかけ春夏70勝

近江1―18大阪桐蔭

連投の山田投手に代わり、3回途中から登板した星野投手=東直哉撮影
連投の山田投手に代わり、3回途中から登板した星野投手=東直哉撮影

 「頼んだ」。三回、2ランを浴び、4点差に広げられたところで星野世那投手(3年)は山田投手からマウンドを託された。準決勝で左足に死球を受けた痛みがあっても先発したエースのため、「なんとしても助けたい」と意気込んだ。

 試合前に多賀章仁監督から「厳しい場面でのマウンドになる」と言われ、心の準備はできていた。最初の打者を三振に仕留め、二死までこぎ着けた後、ソロ本塁打を浴びた。四回は持ち味の切れのある速球を生かして無失点に抑え、一方的な流れを食い止めたが、五回以降は毎回失点。八回に満塁アーチを打たれて降板し、計14失点に「申し訳ない」と唇をかんだ。

 山田投手がけがで投げられなかった昨秋、投手の中心としてチームを近畿大会に導いたが、先発した準々決勝の金光大阪戦で終盤救援を仰ぎ、逆転負け。選抜されなかったことを「自分のせい」と背負い込み、冬場は球速を上げようと、下半身の強化に取り組んだ。

 甲子園初登板は悔いを残したが、随所に鍛錬の成果を示した投球に「いい球がいっていた」と山田投手は評価した。「チームを勝たせられる投手になりたい」。山田投手に並ぶ信頼感を勝ち取り、夏の甲子園では成長した姿を見せる。(浅野榛菜)

清谷大輔、ダイビングキャッチにチーム初安打

3回無死、清谷選手がチーム初安打を放つ=青木瞭撮影
3回無死、清谷選手がチーム初安打を放つ=青木瞭撮影

 九回一死、右翼を守る清谷大輔選手(2年)の前へ安打性の打球が飛んだ。全力で走り込み、ダイビングキャッチ。球場中が大歓声に包まれた美技が生きて、大阪桐蔭打線をこの試合初の三者凡退に抑えた。打っても三回、「普段から逆方向を意識している」と話していた通り、外角の速球を左前へ運ぶチーム初安打。背番号「18」ながら攻守で存在感を示し、夏への手応えをつかんだ。(綿井稜太)

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