近江・エースの山田主将「野球ができることに感謝」…大阪桐蔭・松尾捕手「泥臭く戦うのが自分たちの色」

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第94回選抜高校野球大会 トーナメント表

 31日に甲子園球場(兵庫県西宮市)であった選抜高校野球大会の決勝で、大阪桐蔭(大阪)が近江(滋賀)を破り、4度目の春の頂点に立った。近江は補欠校からの繰り上げ出場での優勝はならなかった。

大阪桐蔭(大阪) 第104回全国高校野球選手権大会 出場校の横顔

出場辞退した京都国際の思い背負い…近江

準優勝し場内を1周する近江の選手たち(3月31日、兵庫県西宮市の甲子園球場で)=木佐貫冬星撮影
準優勝し場内を1周する近江の選手たち(3月31日、兵庫県西宮市の甲子園球場で)=木佐貫冬星撮影

 近江の選手は、新型コロナウイルスの集団感染で出場を辞退した京都国際(京都)の思いも背負って戦った。エースの山田 陽翔はると 主将は「野球ができることに感謝した大会だった」と振り返った。

 決勝の三回、本塁打を打たれ、4点目を失った直後だった。山田主将はマウンド上で右手を回し、ベンチに向けて交代の合図を送った。「疲れもあり、ボールにうまく力を伝えることができていなかった」。1回戦から1人で守り続けたマウンドを初めて譲った。

 出場が決まったのは開幕直前の17日。山田主将は翌日夜、京都国際の森下 瑠大りゅうだい 投手からSNSで「頑張ってくれ」というメッセージを受けた。山田主将と森下投手は、ともに4強に進出した昨夏の甲子園で互いを意識するようになり、連絡先を交換していた。森下投手は「代わりに出てもらうことになって申し訳ない気持ちだった」という。

 それに対し、山田主将は「京都国際の分も頑張ってくる」と返答。言葉通り、山田主将は今大会、力強い投球を続けた。その姿に森下投手は「自分が出られなかった分、活躍しているので悔しい気持ちはある。いろいろ刺激をもらった」と話した。

 この日、大阪桐蔭の優勝をベンチで見届けた山田主将は「まだまだ力が足りない。日本一を取れるよう、頑張っていきたい」と述べた。京都国際は31日、練習を再開したという。夏、ともに甲子園に立つことを信じ、それぞれが新たなスタートを切った。

昨夏近江に敗れた先輩たちに「いい報告できる」…大阪桐蔭

優勝旗を授与された大阪桐蔭の星子主将(31日、兵庫県西宮市の甲子園球場で)=木佐貫冬星撮影
優勝旗を授与された大阪桐蔭の星子主将(31日、兵庫県西宮市の甲子園球場で)=木佐貫冬星撮影

 大阪桐蔭は昨夏の甲子園で近江に敗れており、選手たちは「先輩たちにいい報告ができる」と喜んだ。

 昨夏の2回戦、大阪桐蔭は序盤に4点をリードしながら逆転負けした。新チームはその悔しさを胸に始動したが、星子 天真てんま 主将は春夏連続で甲子園に出場した先輩たちと比べて実力不足を認め、「上の代に食い込める選手もあまりいなかった」と明かす。

 選手たちは地道に筋力トレーニングや打撃練習などを続け、昨秋には近畿大会で優勝。各地区を制した高校が集まる明治神宮大会でも初優勝した。今大会は強力打線を武器に勝ち上がった。昨夏の近江戦にも出場した松尾 汐恩しおん 捕手は「リベンジしたいという思いがあった。泥臭く戦うのが自分らの代の色だと言ってきた。それを出せた」と胸を張った。

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