甲子園交流試合 感染対策「万全期す」…握手自粛・2泊まで

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 新型コロナウイルスの影響で中止となった今春の選抜高校野球大会に出場予定だったチームのために、日本高校野球連盟が10日、開催を発表した「甲子園高校野球交流試合」(仮称)。八田英二会長は記者会見で「3年生は気持ちを新たに部活動に取り組み、甲子園に来てほしい」と呼びかけた。

 八田会長は3月11日に選抜大会の中止を発表した際、「(出場32校には)何らかの形で甲子園の土を踏ませたい」と表明。日本高野連には救済策を求める声も寄せられ、甲子園球場の協力を得て、この日の理事会で8月10日からの開催が承認された。八田会長は「悔いのないように試合に臨んでください」と述べた。

 8月に開催予定だった全国選手権について、日本高野連は5月20日、感染リスクなどを理由に中止を決めた。八田会長は「当時は部活動が再開できず、49代表校の選出が難しいと判断した。中止の判断は間違っていなかった」と強調。今回も各地から選手らが甲子園に集まるが、「政府も新しい生活様式への切り替えを求めている。感染の懸念が全くないわけではないが、万全を期したい」とした。

 組み合わせ抽選は、7月に各校主将によるオンラインなどで実施。各都道府県高野連の代替大会などと日程が重なる場合、該当する連盟や学校と相談する。試合は日本高野連主催の公式戦として行われ、代替大会分と合わせて「1週間500球」の球数制限は適用する方針。

 現状では無観客とする考えだが、控え選手ら学校関係者の入場は、近く設置する実行委員会で協議する。

      ◇

 交流試合の感染防止策は、日本高野連が策定した、各都道府県高野連主催の代替大会用のガイドライン(指針)が基本となる。試合中の握手などを控え、水分補給もコップなどを共有しないよう呼びかける。

 甲子園での開催で避けられない長距離移動や宿泊についても対策を講じ、公共交通機関の利用を避けるため、北海道と東北の出場校は日本高野連がバスを手配し、大阪空港やJR大阪駅から利用させる。その他の地区は、地元の貸し切りバスで球場まで移動。宿泊も試合前日と当日の2泊までとし、近隣校は日帰りも検討するとしている。

各高野連 歓迎と戸惑い

 各都道府県高野連からは、交流試合を歓迎する一方、戸惑いの声もある。交流試合に参加できる32校の地元をはじめ、ほとんどの都道府県では、全国選手権と地方大会の中止に伴う代替大会の準備が進んでおり、「32校を集められるなら夏の甲子園も開催できたのでは」「代替大会の優勝校を甲子園に招いてほしい」などの意見や要望も上がる。

 大分県高野連の佐藤直樹理事長は「代替大会とは別物と捉え、どちらも成功させられるよう取り組む」と語った。7月23日~8月13日に代替大会を開く香川県からは尽誠学園が招待されるが、県高野連の福井博三理事長は「日程が重なれば、代替大会を後日に回すことになる。球場が確保できるか」と話した。

 日本高野連の八田会長は「(代替大会は)1回戦だけという高野連もある。あらかじめ決まっている32校を招待することにした」と述べた。

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1270600 0 高校野球 2020/06/11 05:00:00 2020/07/20 13:26:06 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200611-OYT1I50008-T.jpg?type=thumbnail

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