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夏の甲子園、沖縄尚学が全国一番乗り…中部商を5―2で破る

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3回途中から登板し、中部商打線を無得点に抑えた沖縄尚学の当山=中島一尊撮影
3回途中から登板し、中部商打線を無得点に抑えた沖縄尚学の当山=中島一尊撮影

 夏の高校野球地方大会は18日、全国のトップを切って沖縄で決勝があり、沖縄尚学が中部商を破り、2年ぶりの開催となる夏の甲子園大会への出場を決めた。

■沖縄

▽決勝

沖縄尚学000210002―5

中部商 011000000―2

(沖)美里、当山―前盛

(中)米須―平山

 沖縄尚学の自慢の堅守に綻びが生じていた。三回、死球に失策が絡み、先発・美里のボークで2点目を失った。チームの窮地で送り込まれたエースの当山が、嫌な流れを 払拭ふっしょく した。

 二死一塁で登板すると、「この雰囲気を変える」と多彩な球種をテンポ良く投げ込み、次打者を一ゴロに仕留めて相手に傾きかけた流れを食い止める。すると、エースの決意に呼応するように、直後の攻撃でバッテリーを組む前盛が同点の2点適時打。五回には主将の仲宗根皐にも適時打が生まれ、勝ち越しに成功した。

 昨秋に背番号1を託されながら、公式戦の初戦前日に左肘痛を発症した。手術を経て2か月以上も投げられない日々が続いたが、「役に立てなかった悔しさを最後の夏にぶつける」と、走り込みやウェートトレーニングで下半身をいじめ抜き、投球は安定感を増した。

 決勝では、三塁すら踏ませない完璧な投球で6回1/3を無失点。先発と救援で計4試合に登板して失点ゼロと奮闘した当山を、比嘉監督は「エースの背中になってきた」とたたえた。

 沖縄では緊急事態宣言が発令され、大会開幕が2度延期された。満足に練習もできないままユニホームを脱いだ他校の球児たちを思いやり、ナインは優勝が決まった瞬間も笑顔を見せなかった。当山は「他の学校の思いを背負って、目の前の一戦に臨みたい」と決意を新たにした。(財津翔)

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2216900 0 ニュース 2021/07/18 22:59:00 2021/07/18 22:59:00 【沖縄尚学対中部商】3回途中から登板し中部商打線を無得点に抑えた沖縄尚学エースの当山(18日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で)=中島一尊撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210718-OYT1I50079-T.jpg?type=thumbnail

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